「日々是好日(にちにちこれこうにち)」の記事一覧
子、罕(まれ)に利と命と仁とを言う。(子罕)|5月23日
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子、罕(まれ)に利と命と仁とを言う。(子罕) 子、罕言利與命與仁。 「孔子は、利益と運命と仁については、まったに口にされなかった」利益は、孔子に大して重要性のあるものではなく、むしろ度外視していた。したがって、彼が利に言 […]
学は及ばざるが如くするも、猶これを失わんことを恐る。(泰伯)|5月22日
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学は及ばざるが如くするも、猶これを失わんことを恐る。(泰伯) 学如不及、猶恐失之。 「学問というものは、無中になって追いかけていくべきであるが、それでもなお目標を見失ってしまう恐れがある」たとえば、はるか前を行く人を追い […]
狂にして直ならず、侗(とう)にして愿(げん)ならず、悾々にして信ならずんば、吾はこれを知らず。(泰伯)|5月21日
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狂にして直ならず、侗(とう)にして愿(げん)ならず、悾々にして信ならずんば、吾はこれを知らず。(泰伯) 狂而不直、侗而不愿、悾悾而不信、吾不知之矣。 「大風呂敷を広げるくせに素直ではなく、無知なくせに真面目さがなく、愚直 […]
其の位に在らざれば、其の政を謀らず。(泰伯)|5月20日
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其の位に在らざれば、其の政を謀らず。(泰伯) 不在其位、不謀其政。 「その地位についていなければ、その政治には口出ししない」企業でも社会でも、一定の秩序があるものだ。自分の職務以外のことに、あれやこれや口出しをして、秩序 […]
篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす。危邦(きほう)には入らず、乱邦には居らず。(泰伯)|5月19日
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篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす。危邦(きほう)には入らず、乱邦には居らず。(泰伯) 篤信好学、守死善道。危邦不入、乱邦不居。(天下有道則見、無道則隠。邦有道、貧且賎為、恥也。邦無道、富且喜為、恥也。) 「固い信 […]
三年学びて、穀に至らざるは、得易からざるなり。(泰伯)|5月18日
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三年学びて、穀に至らざるは、得易からざるなり。(泰伯) 三年学、不至於穀、不易得也。 「三年も学問をしていて、しかも、仕官をあせらず勉強をつづけようとする人は、なかなか得難いものだよ」孔子のころ、学問がすべて三年を一期と […]
如(も)し周公の才の美有りとも、驕り且つ吝(やぶさ)かならしめば、其の余は観るに足らざるのみ。|5月17日
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如(も)し周公の才の美有りとも、驕り且つ吝(やぶさ)かならしめば、其の余は観るに足らざるのみ。 如有周公之才之美、使騙且吝、其餘不足観也已。 「たとえ、周公ほどすばらしい才能があったとしても、傲慢でしかも物惜しみするよう […]
士は以て弘毅ならざる可からず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦た重からずや。(泰伯)|5月16日
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士は以て弘毅ならざる可からず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦た重からずや。(泰伯) (曾子曰、)士不可以不弘毅。任重而道遠。仁以為己任、不亦重乎。(死而後已、不亦遠乎。) 「士たるもの、広い度量と強い意志をもた […]
民をこれを由らしむ可し。これを知らしむ可からず。(泰伯)|5月15日
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民をこれを由らしむ可し。これを知らしむ可からず。(泰伯) 民可使由之。不可使知之。 「人民は、従わせることはできる。だが、その理由まで知らせることは必要でない」人民を治めるにさいして、法律に則って、政府の方針に従わせるこ […]