直きを挙げて諸(こ)れを枉(ま)がれるに錯 (お)けば、則ち民服す。(為政)|1月31日 公開日:2020年1月31日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 直きを挙げて諸(こ)れを枉(ま)がれるに錯 (お)けば、則ち民服す。(為政) 學直錯諸枉、則民服。 「たとえば、まっすぐな板をそり曲がった板の上に置いてみよ。すると下に曲がった板もまっすぐになる。それと同じ理屈で、正しい […] 続きを読む
多く聞きて疑わしきを闕(か)き、慎みて其の余を言えば、則ち尤(とが)め寡なし。(為政)|1月30日 公開日:2020年1月30日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 多く聞きて疑わしきを闕(か)き、慎みて其の余を言えば、則ち尤(とが)め寡なし。(為政) 多聞闕疑、慎言其餘、則寡尤。 「できる限り多くの話に耳を傾けるが、疑問に感じたことはそのままにして、自分が真に納得したことだけ話す。 […] 続きを読む
これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。是れ知るなり。(為政)|1月29日 公開日:2020年1月30日 日々是好日(にちにちこれこうにち) これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。是れ知るなり。(為政) 知之為知之、不知為不知。是知也。 「知っていることは知っているとし、知らないことは知らないとはっきり認めよ。それが、ほんとうに知っているという […] 続きを読む
異端(いたん)を攻(おさ)むるは、斯(こ)れ害のみ。(為政)|1月28日 公開日:2020年1月30日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 異端(いたん)を攻(おさ)むるは、斯(こ)れ害のみ。(為政) 攻乎異端、斯害也已 「正道をはずれて新奇を追うのは、益がないどころか、弊害があるだけである」 学問や技術などで、本筋をはずれた横道や奇をてらう術はすべて”異端 […] 続きを読む
学びて思わざれば則(すなわ)ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。(為政)|1月27日 公開日:2020年1月27日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 学びて思わざれば則(すなわ)ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。(為政) 学而不思則罔 思而不学則殆。 「学んでも考えなければ、はっきりしない。逆に、考えても学ばなければ、独断に陥ってしまう」 書物や […] 続きを読む
君子は周(しゅう)にして比せず。小人(しょうじん)は比して周せず。(為政)|1月26日 更新日:2020年1月27日 公開日:2020年1月26日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は周(しゅう)にして比せず。小人(しょうじん)は比して周せず。(為政) 君子周而不比。小人比而不周。 「君子はひろく交際して、特定の人物を身びいきすることはない。小人はその逆で、特定の人物を身びいきはするが、ひろく交 […] 続きを読む
先ず其の言を行ない、而る後にこれに従う。(為政)|1月25日 更新日:2020年1月27日 公開日:2020年1月25日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 先ず其の言を行ない、而る後にこれに従う。(為政) 先行其言、而後従之。 「発言するまえに、まずそれを実行してから、あとでものをいうことだ」 弟子の子貢(しこう)が、君子のとるべき態度について質問したときの、孔子の答えがこ […] 続きを読む
君子は器(き)ならず。(為政)|1月24日 更新日:2020年1月27日 公開日:2020年1月24日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は器(き)ならず。(為政) 君子不器。 「君子というものは、特定の使いみちだけしかないような人間であってはならない」 器とは、わかりやすくいえば道具である。茶碗も器だし、土瓶も器である。ところが、茶碗は茶碗の用途しか […] 続きを読む
故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師と為すべし。(為政)|1月23日 更新日:2020年1月27日 公開日:2020年1月23日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師と為すべし。(為政) 温故而知新、可以為師矣。 「古いことをよく勉強して、そこから新しい道を見つけることができる人なら、先生と仰いでもよいだろう」 ”温故知新”の典故であ […] 続きを読む
其の以(な)す所を視(み)、其の由(よ)る所を観(み)、其の安んずる所を察(かく)すれば、人焉んぞ廋さんや。(為政)|1月22日 更新日:2020年1月27日 公開日:2020年1月22日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 其の以(な)す所を視(み)、其の由(よ)る所を観(み)、其の安んずる所を察(かく)すれば、人焉んぞ廋さんや。(為政) 視其所以。觀其所由。察其所安。人焉廋哉。(人焉廋哉。) 「その人間のじっさいの行動を観察し、その行動の […] 続きを読む