故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師と為すべし。(為政)|1月23日

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師と為すべし。(為政)

温故而知新、可以為師矣。

「古いことをよく勉強して、そこから新しい道を見つけることができる人なら、先生と仰いでもよいだろう」
”温故知新”の典故である。
なにごとにつけても、過去をたどり、それを十分に消化したうえでなければ、未来の展望を見極めることはできない。
”温故”を故(ふる)きを温めて”と訓む学派もある。また、為師”を師と為る”と訓み、先生なれると解釈する人もいる。ここではそのいずれの説も採用しなかった。

1月23日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。

過去から学ぶ。

30年の周期の話をこの間、渋沢さんから聞きましたね。

1870年~1900年は、江戸時代の常識が破壊された「破壊の30年」、
1900年~1930年は、日露戦争に象徴されるように、当時の新興国であった日本が、世界の先進国の仲間入りをする「繁栄の30年」、
1930年~1960年は、戦争の時代となった「破壊の30年」、
1960年~1990年は、高度経済成長期でありジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた「繁栄の30年」、
1990年~2020年は、バブル崩壊から失われた数十年といわれる「破壊の30年」。

この次は、周期的には繁栄になるということです。

しっかりと過去から学び時代に合わせた変化をしなければなりませんね。