11月29日、今日の論語一日一言です。
恭なれば則ち侮られず、寛なれば則ち衆を得、信なれば則ち人を任じ、敏なれば則ち功有り、恵なれば則ち以て人を使うに足る。(陽貨第十七)
きょうなればすなわちあなどられず、かんなればすなわちしゅうをえ、しんなればすなわちひとにんじ、びんなればすなわちこうあり、けいなればすなわちもってひとをつかうにたる。(ようかだいじゅうなな)
【訳】
先師が答えられた。
「恭しければ、人から侮られない。ゆったりとして大らかなれば、民衆は慕ってやってくる。まことを以て接すれば、人から頼られる。キビキビと行動すれば、業績が上がる。恵が深ければ、人を気持ちよく働かせることができる」
”仁の具体的な意味”と論語コンプリートにあります。
共寛信敏恵。
一、恭とは自分を慎んでおごらない
二、寛とは人におおらかなこと
三、信とは信義を守ること
四、敏とはすぐに実行
五、恵とは人に恵深いこと
仁の実践はこの五つなんですね。
自分を慎むとはどういことでしょうか。自分自身を認めたうえでおごりを捨てることでしょうか。
このバランスはとても難しいですね。
よく自分を愛するということがありますが、おごるとは違いますね。
寛とはゆったりとしている大きな心をもつということでしょうね。
信義はうそ偽りのないことでしょうか。
敏と気づけば速攻で行動する。
恵はやさしいということでしょうね。
慎ましく、大きな心でうそをつかずまっすぐですぐに行動するやさしい人というのが仁の実践かもしれませんね。
これが出来る人は当然すばらしい人ですね。
今日も一日がんばります。