礼を学びたりや|11月25日のことです。

11月25日、今日の論語一日一言です。

他日又独り立てり。鯉趨して庭を過ぐ。曰わく、礼を学びたりや。対えて曰わく、未だし。礼を学ばずんば、以て立つこと無し。(季氏第十六)

たじつまたひとりたてり。りはしりてにわをすぐ。いわく、れいをまなびたりや、こたえていわく、いまだし。れいをまなばずんば、もってたつことなし。

【訳】
「また、ある日、父がひとり立っておりました。私が小走りで庭を通り過ぎようとしますと、私を呼び止めて『礼を学んだかね』と尋ねました。私が『まだです』と答えましたところ、父は『礼を学ばなければ、世に立ってはいけないよ』と申しました。そこで私は早速他の先生について礼を学びました」

”君子は特別扱い(えこいひいき)しない”と論語コンプリートにあります。

前日の続きです。

孔子様は息子の鯉に今度は礼を学んだかねというんですね。

自分自身で教えるのはないんですね。

たくさんのお弟子さんのなかで特別扱いすることなく息子といえども教えることはないんですね。

「詩を学んだかい」と「礼を学んだかい」とこの二つが特別教わったことだという鯉もまた出来た人でしょうね。

人にものを教える人ほどえこひいきしないことが大切なんでしょうね。

今日も一日がんばります。