未だ與に権るべからず|7月4日のことです。

未だ與に権るべからず

子曰わく、與に共に学ぶべし、未だ與に道に適くべからず。與に道に適くべし、未だ與に立つべからず。與に立つべし、未だ與に権るべからず。(子罕第九)

しのたまわく、ともにともにまなぶべし、いまだともにみちにいくべからず。ともにみちにいくべし、いまだともにたつべからず。ともにたつべし、いまだともにはかるべからず。(しかんだいきゅう)

【訳】
先師が言われた。
「一緒に学ぶことはできても、一緒に相携えて同じ道を行くことは難しい。一緒に同じ道を行くことはできても、しっかりと信念を持って一緒に世に立つこと難しい。一緒に立つことはできても、心を同じくして物事に応じて正しく判断して進むことは難しい」

7月4日の今日の論語一日一話です。

論語コンプリートには”ともに歩んできた者同士でも意見は違ってくる”とあります。

共に学ぶような仲間がたくさんいますが意見が違うのはあたりまえのようには感じます。

一緒に学んでいても言葉の受け取り方も人それぞれです。

心の状況によっては素直でない時すらあります。

それはそういうもんだとわかって学ぶことが大事なんでしょうね。

それでも共に学ぶことはいいことです。

共に学ぶ気持ちすらない状態では同じ方向に向かうこともできません。

今日も共に学ぶ気持ちをもって仕事に取組みます。