予は一以て之を貫く|10月11日のことです

予は一以て之を貫く

子曰わく、賜や、女は予を以て多くを学びて之を識る者と為すか。対えて曰わく、然り、非なるか。曰わく、非なり。予は一以て之を貫く。(衛霊公第十五)

しのたまわく、しや、なんじはわれをもっておおくまなびてこれをしるものとなすか。こたえていわく、しかり、ひなるか。のたまわく、ひなり。われはいちもってこれをつらぬく。(えうれいこうだいじゅうご)

【訳】
先師が「賜(子貢の名)よ、お前は私が多く学んで何でも知っているので、すぐれていると思うか」と言われた。
子貢が「むろんそう思いますが、間違っておりますか」と答えた。
先師が言われた。
「それは間違っている。私はただ一つのことで貫いているのだよ。」
10月10日、今日の論語一日一言です。

”本質を貫く”と論語コンプリートにあります。

ほかの人への思いやりとまごころをいつも忘れずに、いろいろなことを学ぶ。

どんなに学んでも思いやりとまごころがなければなんにもならない。

ともあります。

一とは忠恕。この言葉から一貫が出来ているというのはさすが孔子様です。

貫くほどの思い必要ですね。

今日も一日がんばります。