子、罕(まれ)に利と命と仁とを言う。(子罕)|5月23日 公開日:2020年5月23日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 子、罕(まれ)に利と命と仁とを言う。(子罕) 子、罕言利與命與仁。 「孔子は、利益と運命と仁については、まったに口にされなかった」利益は、孔子に大して重要性のあるものではなく、むしろ度外視していた。したがって、彼が利に言 […] 続きを読む
学は及ばざるが如くするも、猶これを失わんことを恐る。(泰伯)|5月22日 公開日:2020年5月22日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 学は及ばざるが如くするも、猶これを失わんことを恐る。(泰伯) 学如不及、猶恐失之。 「学問というものは、無中になって追いかけていくべきであるが、それでもなお目標を見失ってしまう恐れがある」たとえば、はるか前を行く人を追い […] 続きを読む
狂にして直ならず、侗(とう)にして愿(げん)ならず、悾々にして信ならずんば、吾はこれを知らず。(泰伯)|5月21日 公開日:2020年5月21日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 狂にして直ならず、侗(とう)にして愿(げん)ならず、悾々にして信ならずんば、吾はこれを知らず。(泰伯) 狂而不直、侗而不愿、悾悾而不信、吾不知之矣。 「大風呂敷を広げるくせに素直ではなく、無知なくせに真面目さがなく、愚直 […] 続きを読む
其の位に在らざれば、其の政を謀らず。(泰伯)|5月20日 公開日:2020年5月20日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 其の位に在らざれば、其の政を謀らず。(泰伯) 不在其位、不謀其政。 「その地位についていなければ、その政治には口出ししない」企業でも社会でも、一定の秩序があるものだ。自分の職務以外のことに、あれやこれや口出しをして、秩序 […] 続きを読む
篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす。危邦(きほう)には入らず、乱邦には居らず。(泰伯)|5月19日 公開日:2020年5月19日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす。危邦(きほう)には入らず、乱邦には居らず。(泰伯) 篤信好学、守死善道。危邦不入、乱邦不居。(天下有道則見、無道則隠。邦有道、貧且賎為、恥也。邦無道、富且喜為、恥也。) 「固い信 […] 続きを読む
三年学びて、穀に至らざるは、得易からざるなり。(泰伯)|5月18日 公開日:2020年5月18日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 三年学びて、穀に至らざるは、得易からざるなり。(泰伯) 三年学、不至於穀、不易得也。 「三年も学問をしていて、しかも、仕官をあせらず勉強をつづけようとする人は、なかなか得難いものだよ」孔子のころ、学問がすべて三年を一期と […] 続きを読む
如(も)し周公の才の美有りとも、驕り且つ吝(やぶさ)かならしめば、其の余は観るに足らざるのみ。|5月17日 公開日:2020年5月17日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 如(も)し周公の才の美有りとも、驕り且つ吝(やぶさ)かならしめば、其の余は観るに足らざるのみ。 如有周公之才之美、使騙且吝、其餘不足観也已。 「たとえ、周公ほどすばらしい才能があったとしても、傲慢でしかも物惜しみするよう […] 続きを読む
士は以て弘毅ならざる可からず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦た重からずや。(泰伯)|5月16日 公開日:2020年5月16日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 士は以て弘毅ならざる可からず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦た重からずや。(泰伯) (曾子曰、)士不可以不弘毅。任重而道遠。仁以為己任、不亦重乎。(死而後已、不亦遠乎。) 「士たるもの、広い度量と強い意志をもた […] 続きを読む
民をこれを由らしむ可し。これを知らしむ可からず。(泰伯)|5月15日 公開日:2020年5月15日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 民をこれを由らしむ可し。これを知らしむ可からず。(泰伯) 民可使由之。不可使知之。 「人民は、従わせることはできる。だが、その理由まで知らせることは必要でない」人民を治めるにさいして、法律に則って、政府の方針に従わせるこ […] 続きを読む
以て六尺(ろくせき)の孤(こ)を託す可(べ)く、百里の命を寄す可く、大節に臨みて奪う可からず。(泰伯)|5月14日 公開日:2020年5月14日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 以て六尺(ろくせき)の孤(こ)を託す可(べ)く、百里の命を寄す可く、大節に臨みて奪う可からず。(泰伯) (曾子曰、)可以託六尺之孤、可以寄百里之命、臨大節而不可奪也。(君子人興、君子人也。) 「小さなみなし児を預けても安 […] 続きを読む