徳を祟くする|8月13日のことです。

8月13日、今日の論語一日一言です。

子曰わく、・・・・・事を先にして得ることを後にするは、|に非ずや。其の悪を攻めて人の悪を攻むること無き、慝を脩むるに非ずや。(顔淵第十二)

しのたまわく、・・・ことをさきにしてえることをあとにするは、とくをたかくするにあらずや。そのあくをせめてひとのあくをせむることなき、とくをおさむるにひあらずや(がんえんだいじゅうに)

伊與田覺先生の解説です。

「・・・・やるべきことを先にして、自分に取り込むことを後まわしにするのが、徳を高く積むことになるのではないかね。自分の悪を厳しく責めて、人の悪を責めることのないようにするのが、慝を取り除くことになるのではないのかね」

慝(とく)というのは心の奥底に潜んでいる悪とあります。

人を思いやることを先にして、自分を後回しにする。

自分の悪に厳しくして、人の悪を責めない。

この心がけをすることで、人間の奥底に常にある自分本位の考え方が少なくなり徳を積めるということでしょうか。

人間は生まれた時は善しかないといいます。

自分一人がよければいいという考え方を少なくして行きたいですね。

今日も一日がんばります。