君に事(つか)うるに、数(しばしば)すれば、斯(ここ)に辱しめらる。朋友に数すれば、斯に疎んぜらる。(里仁)|3月11日 公開日:2020年3月11日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君に事(つか)うるに、数(しばしば)すれば、斯(ここ)に辱しめらる。朋友に数すれば、斯に疎んぜらる。(里仁) (子游曰、)事君数。斯辱矣。朋友数。斯疏矣。 「主君に仕えて、むやみに諫言ばかりしていると、うるさい奴だとして […] 続きを読む
徳は孤ならず、必ず隣あり。(里仁)|3月10日 公開日:2020年3月10日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 徳は孤ならず、必ず隣あり。(里仁) 徳不孤、必有鄰。 「道徳を備えた人物は決して孤立しない。必ず共鳴者が出てくる」 ”徳”という語も、”仁”や”道”と同じように、『論語』ではしばしばとりあげられている。その定義は難しいが […] 続きを読む
君子は言に訥にして、行ないに敏ならんことを欲す。(里仁)|3月9日 公開日:2020年3月9日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は言に訥にして、行ないに敏ならんことを欲す。(里仁) 君子欲訥於言、而敏於行。 「君子たるものは、口が達者ではなくても実践に敏捷(びんしょう)であることが望ましい」 世の中には、ことばは軽くて速いが実行は遅い人がいる […] 続きを読む
約を以てこれを失う者は鮮(すくな)し。|3月8日 公開日:2020年3月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 約を以てこれを失う者は鮮(すくな)し。 以約失之者鮮矣。 「なにごとにつけても、つつましくて行き過ぎのないようにすれば、失敗することは少ない」 ”約”とは倹約の約で、物質的には節約を旨とし、精神的には万事ひかえめにするこ […] 続きを読む
古は、言をこれ出さざるは、躬を逮(およ)ばざるを恥じてなり。(里仁)|3月7日 公開日:2020年3月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 古は、言をこれ出さざるは、躬を逮(およ)ばざるを恥じてなり。(里仁) 古者言之不出、恥躬之不逮也。 「昔の人びとは、軽々しく発言しなかったものである。これは、実行が発言に伴わないことを恥じたからである」 ペラペラとよくし […] 続きを読む
父母の年は知らざるべからず。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼(おそ)る。(里仁)|3月6日 公開日:2020年3月6日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 父母の年は知らざるべからず。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼(おそ)る。(里仁) 父母之年、不可不知也。一則以喜、一則以懼。 「父母の年齢は、きちんと知っていなければいけない。一つはそれで親が元気であることを喜び、一つに […] 続きを読む
父母在すときは、遠く遊ばず。遊ぶこと必ず方あり。(里仁)|3月5日 公開日:2020年3月5日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 父母在すときは、遠く遊ばず。遊ぶこと必ず方あり。(里仁) 父母在、不遠遊。遊必有方。 「父母の在命中は、遠くへの旅はしないように心がける。旅をするにも必ず行き先をはっきりさせておく」 親の在命中に、そのひざもとを遠く離れ […] 続きを読む
父母に事うるには幾諫(きかん)す。志の従わざるを見ては、又敬して違わず、労して怨まず。(里仁)|3月4日 公開日:2020年3月4日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 父母に事うるには幾諫(きかん)す。志の従わざるを見ては、又敬して違わず、労して怨まず。(里仁) 事父母幾諫。見志不從。又敬不違。勞而不怨。 「父母に仕えていて、万一、父母のまちがいがあったときはおだやかに諫めるがよい。か […] 続きを読む
賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省(かえり)みるなり。(里仁)|3月3日 公開日:2020年3月3日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省(かえり)みるなり。(里仁) 見賢思齊焉。見不賢而内自省也。 「すぐれた人物を見れば同じようになりたいと念願し、つまらない人物を見れば自己反省の資(たす)けと […] 続きを読む
君子は義に喩り、小人は利に喩る。(里仁)|3月2日 公開日:2020年3月2日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は義に喩り、小人は利に喩る。(里仁) 君子喩於義、小人喩於利。 「君子は義に対して敏感であり、小人は利益に敏感である」 ”喩る”とは、敏感に感じとる、または、通暁(つうぎょう)していることである。 ものごとを処理する […] 続きを読む