君子は急なるを周(あまね)くして富めるに継がず。(雍也)|4月2日 公開日:2020年4月2日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は急なるを周(あまね)くして富めるに継がず。(雍也) 君子周急不継富。 「君子というものは、困っている人間は徹底的に助けるが、金持ちをさらに富ますようなことはしないものだ」子華(しか)という弟子が、師の用で斉(せい) […] 続きを読む
敏にして学を好み、下問を恥じず。是を以てこれを文と謂うなり。(公治長)|3月20日 公開日:2020年3月20日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 敏にして学を好み、下問を恥じず。是を以てこれを文と謂うなり。(公治長) 敏而好学、不恥下問、是以謂之文也。 「頭がいいうえに、好学心に富み、部下に教えを請(こ)うことをちっとも恥なかった。だから、文というりっぱな諡をもら […] 続きを読む
吾が道は一以てこれを貫く。(里仁)|3月1日 公開日:2020年3月1日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 吾が道は一以てこれを貫く。(里仁) 吾道一以貫之。 「わたしは、一貫して、変わらぬ道を歩み通してきた」 曾子を中心にして門人たちが道徳上の問題を論じ合ったとき、孔子が曾子に向かって語ったのが、この言葉である。 孔子がその […] 続きを読む
造次(ぞうじ)必ず是(ここ)に於いてし、顛沛(てんぱい)にも必是に於いてす。(里仁)|2月20日 更新日:2020年2月21日 公開日:2020年2月20日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 造次(ぞうじ)必ず是(ここ)に於いてし、顛沛(てんぱい)にも必是に於いてす。(里仁) (君子無終食之間違仁、)造次必於是、顛沛必於是。 「(君子は食事をとるほどの短い時間でも、仁に違うことはない)とっさのばあいでも、ある […] 続きを読む
不仁者は以て久しく約に処(お)る可からず。以て長く楽に処(お)る可からず。(里仁)|2月16日 更新日:2020年2月19日 公開日:2020年2月16日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 不仁者は以て久しく約に処(お)る可からず。以て長く楽に処(お)る可からず。(里仁) 不可以久處約。不可以長處樂。(仁者安仁、知者利仁。) 「仁の道にはずれた人は、いつまでも窮屈な生活に堪えられない。また、長い間安楽な境遇 […] 続きを読む
君子は器(き)ならず。(為政)|1月24日 更新日:2020年1月27日 公開日:2020年1月24日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は器(き)ならず。(為政) 君子不器。 「君子というものは、特定の使いみちだけしかないような人間であってはならない」 器とは、わかりやすくいえば道具である。茶碗も器だし、土瓶も器である。ところが、茶碗は茶碗の用途しか […] 続きを読む
人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患(うれ)う。(学而)|1月16日 公開日:2020年1月16日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患(うれ)う。(学而) 不患人之不己知、患不知人也。 「人から認めてもたえないと気にする必要はない。むしろ、他人の真価に気がつかないのを心配したほうがよい」 他人 […] 続きを読む
謹(つつし)みて信、汎(ひろ)く衆を愛して仁に親しみ、行いて余力あらば、則ち以て文を学ぶ。(学而)|1月8日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 謹(つつし)みて信、汎(ひろ)く衆を愛して仁に親しみ、行いて余力あらば、則ち以て文を学ぶ。(学而) (弟子入則考、出則弟)謹而信、汎愛衆而親仁、行有余力、則以學文。 「(若者は、家庭では孝行を尽くし、外では兄弟仲良く、) […] 続きを読む
人知らずして慍(いきどお)らず、亦君子ならずや(学而)|1月3日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月3日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 人知らずして慍(いきどお)らず、亦君子ならずや(学而) 人不知而不慍、不亦君子乎。 「人から認められなくても、そんなことはちっとも苦にしない。なんとりっぱな人ではないか」 ”慍”は「論語集解」に従って”怒”と読んだ。だが […] 続きを読む
命を知らざれば②|12月31日 公開日:2019年12月31日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 命を知らざれば② 礼を知らざれば、以て立つこと無きなり。言をしらざれば、以て人を知ること無きなり。(堯曰第二十) れいをしらざれば、もってたつことなきなり。げんをしらざれば、もってひとをしることなきなり。(ぎょうえつだい […] 続きを読む