如(も)し周公の才の美有りとも、驕り且つ吝(やぶさ)かならしめば、其の余は観るに足らざるのみ。|5月17日 公開日:2020年5月17日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 如(も)し周公の才の美有りとも、驕り且つ吝(やぶさ)かならしめば、其の余は観るに足らざるのみ。 如有周公之才之美、使騙且吝、其餘不足観也已。 「たとえ、周公ほどすばらしい才能があったとしても、傲慢でしかも物惜しみするよう […] 続きを読む
士は以て弘毅ならざる可からず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦た重からずや。(泰伯)|5月16日 公開日:2020年5月16日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 士は以て弘毅ならざる可からず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦た重からずや。(泰伯) (曾子曰、)士不可以不弘毅。任重而道遠。仁以為己任、不亦重乎。(死而後已、不亦遠乎。) 「士たるもの、広い度量と強い意志をもた […] 続きを読む
民をこれを由らしむ可し。これを知らしむ可からず。(泰伯)|5月15日 公開日:2020年5月15日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 民をこれを由らしむ可し。これを知らしむ可からず。(泰伯) 民可使由之。不可使知之。 「人民は、従わせることはできる。だが、その理由まで知らせることは必要でない」人民を治めるにさいして、法律に則って、政府の方針に従わせるこ […] 続きを読む
以て六尺(ろくせき)の孤(こ)を託す可(べ)く、百里の命を寄す可く、大節に臨みて奪う可からず。(泰伯)|5月14日 公開日:2020年5月14日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 以て六尺(ろくせき)の孤(こ)を託す可(べ)く、百里の命を寄す可く、大節に臨みて奪う可からず。(泰伯) (曾子曰、)可以託六尺之孤、可以寄百里之命、臨大節而不可奪也。(君子人興、君子人也。) 「小さなみなし児を預けても安 […] 続きを読む
昔、吾が友、嘗(かつ)てここに従事せり。(泰伯)|5月13日 公開日:2020年5月13日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 昔、吾が友、嘗(かつ)てここに従事せり。(泰伯) 昔者吾友、嘗従事於斯矣。 「昔、わたしの友人は、そういうことにはげんだものだ」曾子のいったことばである。曾子の追慕した友人とは、顔回だという説が多い。曾子はこの前にこう言 […] 続きを読む
鳥の将に死なんとするや、其の鳴くや哀し。人の将に死なんとするや、其の言うや善し。(泰伯)|5月12日 公開日:2020年5月12日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 鳥の将に死なんとするや、其の鳴くや哀し。人の将に死なんとするや、其の言うや善し。(泰伯) 鳥之将死、其鳴也哀。人之将死、其言也善。 「死に際の鳥の鳴き声はひときわ哀しい。臨終の人の言葉は実に立派である」危篤に陥った曾子が […] 続きを読む
君子、親に篤(あつ)ければ、則ち民は仁に興る。故旧(こきゅう)遺(わす)れざれば、則ち民は偸(うす)からず。(泰伯)|5月11日 公開日:2020年5月11日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子、親に篤(あつ)ければ、則ち民は仁に興る。故旧(こきゅう)遺(わす)れざれば、則ち民は偸(うす)からず。(泰伯) 君子篤於親、則民興於仁。故旧不遺、則民不偸。 「為政者が身内の者を手厚くすれば、人民は仁徳の気風になじ […] 続きを読む
子は温にして厲(はげ)し。威にして猛からず。恭にして安し。(述而)|5月10日 公開日:2020年5月10日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 子は温にして厲(はげ)し。威にして猛からず。恭にして安し。(述而) 子温而厲。威而不猛。恭而安。 「孔子様は、心温かいうちにも厳しさがあり、威厳を備えながら武張ったところがなく、うやうやしくて慎み深いが、きゅうくつな感じ […] 続きを読む
君子は担(たい)らかに蕩々(とうとう)たり。小人は長(とこし)えに戚々(せきせき)たり。(述而)|5月9日 公開日:2020年5月9日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は担(たい)らかに蕩々(とうとう)たり。小人は長(とこし)えに戚々(せきせき)たり。(述而) 君子旦蕩蕩。小人長戚戚。 「君子は心が平らかでのんびりとしている。小人はいつまでもくよくよしている」”蕩々”とは、心ののび […] 続きを読む
奢(おご)れば則(すなわ)ち不孫なり。倹なれば則ち固なり。其の不孫ならんよりは、寧(むし)ろ固なれ。(述而)|5月8日 公開日:2020年5月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 奢(おご)れば則(すなわ)ち不孫なり。倹なれば則ち固なり。其の不孫ならんよりは、寧(むし)ろ固なれ。(述而) 奢則不孫。倹則固。興其不孫也寧固。 「贅沢をしていると傲慢になる。、倹約していると頑固になる。だが、傲慢になる […] 続きを読む