荀(まこと)に仁を志せば、悪しきこと無し。(里仁)
荀志於仁矣、無悪也。
「本当に仁を目指しているなら、その心に悪の芽生えることはありえないものだ」
簡単な表現ではあるが、学者によって、訓み方も解釈もいろいろとある。
”荀”を卑しくと訓む人もいる(たとえば(荻生徂徠)。その場合には、少しでもとか、かりそめにもと解釈っしている。
伊藤仁斎のように、”悪”をにくまると訓む学者もいる。その時には”仁に志せば憎まれることはない”と解釈している。ここではそれらの説には従わなかった。
2月18日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。
おはようございます。
私利私欲が悪ということなんでしょうね。
人の欲はさまざまです。
自分を優先したいというのも自然な欲求だと思います。
しかしそれではいけませんね。
仁という言葉の重みを感じながら今日も一日がんばります。