是を賊と為す
子曰わく、幼にして孫弟ならず、長じて述ぶること無く、老いて死せず。是を賊と為す。(憲門第十四)
しのたまわく、ようしてそんていならず、ちょうじてのぶることなく、おいてしぜず。これをぞくとなす。(けんもんだいじゅうよん)
【訳】
「お前(幼なじみの原壤)は幼い頃は目上の人の従順ではなく、大人になってからも、何一つよいことをせず、年をとってからもいたずらに生をむさぼっている。お前のような人間こそ世の中を害する賊だ」
と言われて、杖でその脛をたたかれた。
10月7日、今日の論語一日一言です。
”苦言を呈することが必要な時もある”と論語コンプリートにあります。
あえて叱ることも必要だということでしょうね。
実際見込みのない人間を叱るというのは面倒なものです。
それをわざわざ叱るというのは愛情のあらわれかもしれませんね。
仁ですね。
今日も一日がんばります。