詩三百、一言以て之を蔽う|1月22日のことです。

1月22日、今日の論語一日一言です。

子曰わく、詩三百、一言以て之を蔽う。曰わく、思邪無し。(為政第二)

しのたまわく、しさんびゃく、いちげんをもってこれをおおう。いわく、おもいよこしまなし。(いせいだいに)

【訳】
先師が言われた。
「詩経にはおよそ三百篇の詩があるが、その全体を貫く精神は”思い邪なし”ということである」
※詩経は、だいたい周代の詩を孔子が編集したものと伝えられる。当時は三百十一篇あった言われるが、現在伝わっているのは三百五篇である。

”邪念がないのがよい(思無邪であれ)”と論語コンプリートにあります。

邪念というのは人である以上よぎることもあると思います。

しかし、その邪まな思いをいだいてもすぐに調整する心が大切なのですね。

”水清ければ魚すまず”と菜根譚にありますが、きれいすぎてもだめなんでしょう。

いろいろな思いがよぎるものです。

それが人ともいえるんでしょうね。

今日も一日がんばります。