詩に興り、礼に立ち、楽に成る|5月25日のことです。

詩に興り、礼に立ち、楽に成る

子曰わく(しのたまわく)、詩に興り(しにおこり)、礼に立ち(れいにたち)、楽に成る(がくになる)。(泰伯第八)

【訳】
先師が言われた。
「詩によって奮い立ち、礼によって安定し、楽によって人間を完成する」

※礼は、社会的規範で、全体を部分、部分と部分の間の秩序を保つ形式である。楽は、礼の実践に於て和やかに調えていくものである。この両者によって均衡のとれた平和な社会が実現するのである。

5月25日、今日の論語一日一言です。

詩というのは言葉ということでしょうか。

”礼”は”仁”が体系となって表にでるということだったような気がしますが、ここでは社会的規範とうことになっています。

礼を尽くし秩序が保たれれば平和が実現していくよということでしょうか。

一つひとつの行動に礼が伴わなければいけませんね。

人それぞれに奮い立つ言葉は違いますが、礼の基本は思いやりですね。

子曰わく、知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。(子罕第九)

「知者は物事の道理を弁えているので迷わない。仁者は私欲をすてて天理のままに生きようとするので、心に悩みがない。勇者は意志が強いので何事もおそれない」

信念を練り上げるという言葉を思い出しました。

理念も何事にも負けない強い意志にしていかなければいけませんね。

今日も一日がんばります。