求や退く、故に之を進む|7月14日のことです。

求や退く、故に之を進む

子曰わく、求や退く、故に之を進む。由や人を兼ぬ。故に之を退く。(先進第十一)

しのたわまく、きゅうやしりぞく、ゆえにこれをすすむ。ゆうやひとをかぬ、ゆえにしりぞく。(せんしんだいじゅういち)

伊與田覺先生の解説です。

先師が答えられた。
「求はとにかく引っ込み思案だからそれを励ましたのだが、由はとにかく出すぎるくせがあるから、それを抑えてやったのだ」

7月14日の今日の論語一日一話です。

”人に応じた教え方が必要である”と論語コンプリートにあります。

子路(由)さん、冉有(求)さんのことをわかっている孔子様だからこそ言える言葉です。

人の性格を判断するということは非常に難しいですが普段の言動、行動から予測して助言する。

こうしたこともリーダーの求められる条件なのかもしれません。

いろいろな本なども参考にしながら人を客観的にみる訓練をしなければなりませんね。

今日も一日がんばります。