曰わく、兵を去らん|7月29日のことです。

7月29日、今日の論語一日一言です。

子貢曰わく、必ず已むを得ずして去らば、斯の三者に於て何れをか先にせん。曰わく、兵を去らん。(顔淵第十二)

しこういわく、かならずやむをえずしてさらば、そのさんしゃにおいてなにをかさきにせん。のたまわく、へいをさらん。(がんえんだいじゅうに)

伊與田覺先生の解説です。

子貢が尋ねた。
「どうしてもやむなく捨てねばならないときに、この三つのうち、どれを先にすればよいでしょうか」
先師が言われた。
「兵を捨てよう」

この文は昨日からの続きですね。

子貢、政を問う。子曰わく、食を足し兵を足し、民之を信にす。
子貢曰わく、必ず已むを得ずして去らば、斯の三者に於て何れをか先にせん。曰わく、兵を去らん。
曰わく、必ず已むを得ずして去らば斯の二者に於て何れをか先にせん。曰わく、食を去らん。古自り皆死有り、民信無くば立たず。

まだ、明日にも続きます。

伊與田覺先生はこの文を4日に分けています。今日が2日目です。

今日の文は経済、軍隊、国民の道義のうちどれをまず捨てますかということです。

その時はまず軍隊。

ということですね。

きっと、信義や道義を今の人達が忘れかけているから4日間に分けたのでしょうか。

今日も一日がんばります。