勇を好みて貧を疾めば乱る|5月27日のことです。

勇を好みて貧を疾めば乱る

子曰わく(しのたまわく)、勇を好みて貧を疾めば乱る(ゆうをこのみてひんをにくめばみだる)。人にして不仁なる(ひとにしてふじんなる)、之を疾むこと巳甚だしければ乱る(これをにくむことはなはだしければみだる)。(泰伯第八)

【訳】
先師が言われた。
「勇気を好んで貧乏を甚だ憎む人は(無理に貧乏から抜け出そうと)乱暴するようになる。不仁の人を憎むことが甚だしければ、相手は乱を起こすようになる。」

5月27日、今日の論語一日一言です。

”極端な思い込みは危険である”と論語コンプリートにあります。

勇ましい人が貧乏を憎みすぎる。また、正義感が強すぎて不正を許せない。

この論語は解釈として、前の文は自分、あとの文は他者とも書かれていました。

難しいものですね。

思いやる心が大切ですね。

考え方の極端な例を考えた時、宗教的なども思い浮かべます。

同じ宗教なのに極端な考え方をする人たちもいます。

論語の解釈も極端な人というのはいるのでしょうか。

ほどほどということも大事なことですね。

今日も一日がんばります。