其の人と為りや|5月3日のことです。

其の人と為りや

子曰わく(しのたまわく)……其の人と為りや(そのひととなりや)、憤を発しては食を忘れ(ふんをはっしてはしょくをわすれ)、楽しんでは以て憂を忘れ(たのしんではもってうれいをわすれ)、老の将に至らんとするを知らざるにみと(おいのまさにいたらんとするをしらざるのみと)。(述而第七)

先師が言われた。
「……その人柄は、道を求めて得られないときは自分に対して憤りを起こして食事を忘れ、道を会得しては楽しんで心配事も忘れ、そこまで老が迫っているのも気づかない人だ、とね」

論語一日一言、5月3日の言葉です。

”自分の気概を伝えてほしい”と論語コンプリートにあります。

食事も忘れて学び、わかったら心配事もしなくなり、年をも忘れるような人。

これを子路に言えというのも無茶ですね。

孔子様のことを聞かれても答えられない子路の気持ちも分かりますね。

でも、このように年を取れたら幸せかもしれないと思います。

自分の道を生きた人だということですね。

今日も一日がんばります。