之を学びたりと謂わん
子夏曰わく、賢を賢として色に易え、父母に事えて能く其の力を竭し、君に事えて能く其の身を致し、朋友と交るに言いて信あらば、未だ学ばずと曰うと雖も、吾は必ず之を学びたりと謂わん。(学而第一)
しかいわく、けんをけんとしていろをかえ、ふぼにつかえてよくそのちからをつくし、きみにつかえてよくそのみをいたし、ほうゆうとまじわるにいいてしんあらば、いまだまなばずというといえども、われはかならずこれをまなびたりといわん。(がくじだいいち)
【訳】
子夏が言った。
「学徳の備わった立派な人物を恋人を思うよりも敬愛し、親に対しては全力を尽くして考養に励み、君(国)に対しては身の安危をかえりみず忠誠を尽くす。友達と交わるときは絶対に二枚舌を使わない。こうであれば、まだ書物を読んで学ばないと言っても、私はすでに学んだ人だと言おう」
1月8日、今日の論語一日一言です。
”学力よりも実践こそ「学びの結果」である”と論語コンプリートにあります。
賢を賢として色に易えの部分の解釈は
夫婦はたがいに相手の良いところを見出す。
異性とのつき合いを好むのは人間として当たりまえ。
とかいろいろな解釈があります。
解釈のひとそれぞれということがわかりますね。
おもしろいところです。
でも言わんとしてるこは
親孝行が第一
忠義を守り、しっかり仕事をしよう。
友人とのつき合いは言行一致で。
そういうことでしょうね。
これができれば立派な教養人。
学校のスローガンようですがこれがまた一生かけての課題なんですね。
今日も一日がんばります。