上を犯すを好のむ者は鮮なし|1月3日のことです。

1月3日、今日の論語一日一言です。

有子曰わく、其の人と為りや、孝弟にして上を犯すを好のむ者は鮮なし。上を犯すを好まずして乱して作すを好む者は未だ之れ有らざるなり。(学而第一)

ゆうしいわく、そのひととなりや、こうていにしてかみをおかすをこのむものすくなし。かみをおかすをこのまずしてらんをなすをこのむものはいまだこれあらざるなり。(がくじだいいち)

【訳】
有先生が言われた。
「その人柄が、家にあっては親に孝行を尽し、兄や姉に従順であるような者で、長上に好んで逆らわない者で、世の中を乱すことを好むような者はない」

”親兄弟を大切にすることが基本”と論語コンプリートにあります。

親や兄弟を大切にする人は目上の人にむやみにたてついたりしない。

すべての基本は”ここ”なんでしょうね。

この元がくずれるということがあります。

両親の離婚などは特に子は困ることですね~。

目に見える行動ができない場合でも心の芯はくずさないことが大切ですね。

そのような考えをしかっりともっていなければ自分の子が困るんじゃないかと思います。

考えてみると昔は親に奉公などにだされても親を憎むことなく一生懸命はたらくような姿があったように思います。

そういう道徳が世の中から薄くなっていくのは悲しいことです。

論語の最初で出てくるのですからよほど重要だと思います。

今日も一日がんばります。