これを道びくに徳を以てし、これを斉(ととの)うるに礼を以てすれば、恥ありて且格(かつただ)し。(為政)
道之以徳、斉之以禮、有恥且格。
「仁徳で人民を指導し、礼儀作法で人民をコントロールしていくなら、かれらもおのずから恥を知るようになり、不正を働かなくなる」
法則や罰則だけの政治では、人民は法をうまくすりぬけさけすればよいと考え、恥を恥と思わなくなる。法令や規則だけで縛ると、人びとは精神的にゆとりがなくなる。またこれが、法治主義の欠陥だともいえる。
徳治政治をめざす孔子としては、法律オンリーの政治のマイナス面を指摘しておきたかったのであろう。
1月18日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。
おはようございます。
規則ばかりで縛り付けていくと精神的な余裕がなくなる。
たしかにそういう一面はあると感じます。
会社でも仕組みをつくることもとても大切ですが、それだけにとらわれないようにしないと。
自らの心で動くようにすることが大事ですね。
今日も一日がんばります。