樊遅、仁を問う|8月16日のことです。

8月16日、今日の論語一日一言です。

樊遅未だ達せず。子曰わく、直きを挙げて諸を枉れる錯けば、能く枉れる者をして直からしむ。(顔淵第十二)

伊與田覺先生の解説です。

樊遅はまだよくのみこめていないでいた。そこで先師は重ねて言われた。
「正しい人を引き上げて、曲がった人の上おけば、曲がった人を正しくさせることができる」

”正しい人が上に立てば、下にいる悪い人も正しくなる”と論語コンプリートにあります。

昨日の続きです。樊遅さんは仁の理解に苦しんだ様子です。

さらにこのあと子夏さんにも問います。

樊遅退いて子夏に見えて曰く、嚮に吾夫子に見えて知を問う。子曰わく直きを擧 げて諸を枉れるに錯けば能く枉れる者をして直からしむと。何を謂ぞや。子夏曰わく、富めるかな是の言や。舜、天下を有ち、衆に選びて皐陶を擧げ、不仁の者遠ざかる。湯、天下を有ち衆に選びて伊尹を擧げ、不仁の者遠ざかる。

昨日は終戦記念日です。

インパールとういうにをNHKでみましたが、逆の場合はおそろしい悲劇を生む。

日本は正しい人をたくさん失ってしまったために泥沼の戦争を続けてしまったのかもしれないなぁと感じました。

今日も一日がんばります。