君子は言に訥にして、行ないに敏ならんことを欲す。(里仁)|3月9日

君子は言に訥にして、行ないに敏ならんことを欲す。(里仁)

君子欲訥於言、而敏於行。

「君子たるものは、口が達者ではなくても実践に敏捷(びんしょう)であることが望ましい」
世の中には、ことばは軽くて速いが実行は遅い人がいる。孔子はこのようなタイプを嫌っていた。かれは、むしろ口は重くても行ないがすみやかな人物を好んでいた。
『論語』には、雄弁より訥弁(とつべん)を押す警句や、不言実行を推奨する戒めが多い。それは、彼自身の性行であるとともに、当時からことばは多いが実行の伴わない連中が多い事に、孔子が批判的だったためであろう。

3月9日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。

おはようございます。

当時の中国ではものすごくその傾向が強かったのでしょうか。

とにかく中国人はよく話すイメージはあります。

でも実際行動がすべてということはあります。

やってもいないことを言葉にする人が多いのもたしかです。

難しいところです。

やっている人がやってない人を責めていくこともまた簡単です。

人のコミュニケーションはバランスよく自分を俯瞰して見ることが大切ですね。

今日も一日がんばります。