人は皆兄弟あり|7月25日のことです。

7月25日、今日の論語一日一言です。

司馬牛、憂えて曰わく、人は皆兄弟あり、我獨り亡し。(顔淵第十二)

しばぎゅう、うれえていわく、ひとはみなきょうだいあり、われひとりなし(がんえんだいじゅうに)

伊與田覺先生の解説です。

司馬牛が浮かぬ顔をして子夏に尋ねた。
「人々に兄弟があるのに私だけいない」

さすがにこれだけ切れていては意味があまりわかりませんね。

司馬牛、憂えて曰わく、人は皆兄弟あり、我獨り亡し。子夏曰わく、商之を聞くに、死生命有り、富貴天に在り。君子は敬みて失うこと無く、人と與るに恭しくして禮有らば、四海の内、皆兄弟なり。君子何ぞ兄弟無きを患えんや。

と続きます。

論語コンプリートには”死生は運命であり、富貴は天からの預かりもの”とあります。

人類みな兄弟ということでしょうか。

2500年前にこのことを考えとするとすごいと思います。

仁の心をもって、礼を尽くせば人類はみな兄弟ってことなんですね。

今日も一日がんばります。