朝にて下大夫と言えば侃々如たり。上大夫と言えば誾々如たり。君在せば踧踖(しゅくせき)如たり、(郷黨)|6月15日 公開日:2020年6月15日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 朝にて下大夫と言えば侃々如たり。上大夫と言えば誾々如たり。君在せば踧踖(しゅくせき)如たり、(郷黨) 朝與下大夫言、侃侃如也。與上大夫言、 誾誾如也。君在踧踖如也、(與與如也。) 「朝廷で自分より下の大夫と話すときは、い […] 続きを読む
郷党に於いて恂々如たり。言うこと能わざる者に似たり。(郷黨)|6月14日 公開日:2020年6月14日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 郷党に於いて恂々如たり。言うこと能わざる者に似たり。(郷黨) (孔子)於郷黨恂恂如也。似不能言者。(其在宗廟朝廷、便便言。唯謹爾。) 「(孔子は)郷里ではたいへんおとなしく、ものもろくに言えないふうであった。(ところが、 […] 続きを読む
未だこれを思わざるなり。夫れ何の遠きことかこれ有らん。(子罕)|6月13日 公開日:2020年6月13日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 未だこれを思わざるなり。夫れ何の遠きことかこれ有らん。(子罕) 未之思也。夫何遠之有。 「本当に思っているのではないのだ。本当に思い慕っているのなら、なんの遠いことがあるものか」そのころはやった歌謡に、”唐棣の華、偏とし […] 続きを読む
与(とも)に学を共にす可し、未だ予に道に適く可からず。与に道に適く可し、未だ予に立つ可からず。(子罕)|6月12日 公開日:2020年6月12日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 与(とも)に学を共にす可し、未だ予に道に適く可からず。与に道に適く可し、未だ予に立つ可からず。(子罕) 可與共学、未可與適道。可與適道、未可與立。(可與立、未可與權。) 「一緒に勉強することはできるが、その者同士がすべて […] 続きを読む
知者は惑わず。仁者は憂えず。勇者は懼れず。(子罕)|6月11日 公開日:2020年6月11日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 知者は惑わず。仁者は憂えず。勇者は懼れず。(子罕) 知者不惑。仁者不憂。勇者不懼。 「知者は迷わない。仁者は心配しない。勇者は恐れない」”知者”とは、物事の道理をわきまえた人である。この人たちは現状をよく認識しているし、 […] 続きを読む
三軍の師(すい)を奪う可なり。匹夫も志を奪う可からざるなり。(子罕)|6月9日 公開日:2020年6月9日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 三軍の師(すい)を奪う可なり。匹夫も志を奪う可からざるなり。(子罕) 三軍可奪師也。匹夫不可奪志也。 「どんな大事でも、その司令官をつかまえることはできる。だが、どんなつまらない男でも、その志を奪いとることはできない」” […] 続きを読む
法語の言、能く従うこと無からんや。これを改むるを貴しと為す。(子罕)|6月8日 公開日:2020年6月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 法語の言、能く従うこと無からんや。これを改むるを貴しと為す。(子罕) 法語之言、能無従乎。改之爲貴。(巽與之言、能無説乎。繹之爲貴。) 「筋道の通った正しい言葉には、従わずにはおれない。だが、ただ従うだけでなく、自分の行 […] 続きを読む
後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞(きこ)ゆる無きは、(子罕)|6月7日 公開日:2020年6月7日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。四十五十にして聞(きこ)ゆる無きは、(子罕) 後生可畏也。焉知来者之不如今也四十五十而無聞焉、(斯亦不足畏也已。) 「青年は恐るべきだ。これからの人間が今の人間より劣って […] 続きを読む
苗にして秀でざる者あるかな。秀でて実らざる者あるかな。(子罕)|6月6日 公開日:2020年6月6日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 苗にして秀でざる者あるかな。秀でて実らざる者あるかな。(子罕) 苗而不秀者有矣夫。秀而不實者有矣夫。 「苗のままで穂を出さないものもあるね。そうかと思えば、穂を出したままで実らないものもあるね」同じ植物でも、芽をふいても […] 続きを読む
これを語(つ)げ惰らざる者は、其れ回か。(子罕)|6月5日 公開日:2020年6月5日 日々是好日(にちにちこれこうにち) これを語(つ)げ惰らざる者は、其れ回か。(子罕) 語之而不惰者、其回他與。 「こちらが話をしてやって、その話を固く信じて実行を怠らない人間といえば、まあ回(顔淵)ぐらいだろうか」顔淵をほめた言葉である。以下最愛の門弟を追 […] 続きを読む