君子の天下に於けるや、適(てき)も無く、莫(ばく)も無し。義と与(とも)に比(したが)う。(里仁)|2月24日 更新日:2020年2月25日 公開日:2020年2月24日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子の天下に於けるや、適(てき)も無く、莫(ばく)も無し。義と与(とも)に比(したが)う。(里仁) 君子之於天下也、無適也、無莫也、義之與比。 「りっぱな人間は、天下の事物に対しては、どうしてもと固執することもなく、また […] 続きを読む
士、道に志して、悪衣悪食(あいくあくしょく)を恥ずる者は、未だ与(とも)に議(はか)るに足らざるなり。(里仁)|2月23日 更新日:2020年2月25日 公開日:2020年2月23日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 士、道に志して、悪衣悪食(あいくあくしょく)を恥ずる者は、未だ与(とも)に議(はか)るに足らざるなり。(里仁) 士志於道。而恥悪衣悪食者。未足与議也。 「いやしくも仁義道徳の修養に志す人で、見栄っぱりで粗衣粗食を恥ずかし […] 続きを読む
朝(あした)に道を聞けば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり。(里仁)|2月22日 更新日:2020年2月25日 公開日:2020年2月22日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 朝(あした)に道を聞けば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり。(里仁) 朝聞道、夕死可矣。 「もしも、朝、正しい道を開けたら、その日の夕方に死んだとしても、悔いはない」 ”道”とは、人としての正しい在り方であり、人間の規範でも […] 続きを読む
人の過つや各(おのおの)其の党に於いてす。過ちを観て斯(ここ)に仁を知る。(里仁)|2月21日 公開日:2020年2月21日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 人の過つや各(おのおの)其の党に於いてす。過ちを観て斯(ここ)に仁を知る。(里仁) 人之過也、各於其黨、觀過斯知仁矣。 「人間というものは、それぞれの性格に応じて過ちを犯すものである。だから、人の過失をよく観察すれば、そ […] 続きを読む
造次(ぞうじ)必ず是(ここ)に於いてし、顛沛(てんぱい)にも必是に於いてす。(里仁)|2月20日 更新日:2020年2月21日 公開日:2020年2月20日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 造次(ぞうじ)必ず是(ここ)に於いてし、顛沛(てんぱい)にも必是に於いてす。(里仁) (君子無終食之間違仁、)造次必於是、顛沛必於是。 「(君子は食事をとるほどの短い時間でも、仁に違うことはない)とっさのばあいでも、ある […] 続きを読む
君子、仁を去りて、悪くにか名を成さん(里仁)|2月19日 公開日:2020年2月19日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子、仁を去りて、悪くにか名を成さん(里仁) 君子去仁、悪乎成名 「君子は、仁徳を捨てて、いったいどこで名誉を手にすることができようか」 権力、富貴、学問、芸術などで名をあげるこはできる。だが、本当の立派な人は、仁徳を備 […] 続きを読む
荀(まこと)に仁を志せば、悪しきこと無し。(里仁)|2月18日 公開日:2020年2月18日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 荀(まこと)に仁を志せば、悪しきこと無し。(里仁) 荀志於仁矣、無悪也。 「本当に仁を目指しているなら、その心に悪の芽生えることはありえないものだ」 簡単な表現ではあるが、学者によって、訓み方も解釈もいろいろとある。 ” […] 続きを読む
惟だ仁者のみ能く人を好み、能く人を悪(にく)む。(里仁)|2月17日 更新日:2020年2月19日 公開日:2020年2月17日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 惟だ仁者のみ能く人を好み、能く人を悪(にく)む。(里仁) 惟仁者能好人、能悪人。 「ただ仁の道を心得ている人だけが、人を愛することもできるし、人を憎むこともできる」 仁の道を心得ている人は、善いことを善いとし、悪いことを […] 続きを読む
不仁者は以て久しく約に処(お)る可からず。以て長く楽に処(お)る可からず。(里仁)|2月16日 更新日:2020年2月19日 公開日:2020年2月16日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 不仁者は以て久しく約に処(お)る可からず。以て長く楽に処(お)る可からず。(里仁) 不可以久處約。不可以長處樂。(仁者安仁、知者利仁。) 「仁の道にはずれた人は、いつまでも窮屈な生活に堪えられない。また、長い間安楽な境遇 […] 続きを読む
仁に里(お)るを美と為す。択びて仁に処(お)らずんば、焉んぞ知たるを得ん。(里仁)|2月15日 公開日:2020年2月15日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 仁に里(お)るを美と為す。択びて仁に処(お)らずんば、焉んぞ知たるを得ん。(里仁) 里仁為美、択不処仁、焉得知。 「仁に基づいて行動し、仁の道にはずれない心がけをもつのは、美しいことだ。あれやこれや選択しながら仁の道には […] 続きを読む