父母在すときは、遠く遊ばず。遊ぶこと必ず方あり。(里仁)|3月5日 公開日:2020年3月5日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 父母在すときは、遠く遊ばず。遊ぶこと必ず方あり。(里仁) 父母在、不遠遊。遊必有方。 「父母の在命中は、遠くへの旅はしないように心がける。旅をするにも必ず行き先をはっきりさせておく」 親の在命中に、そのひざもとを遠く離れ […] 続きを読む
父母に事うるには幾諫(きかん)す。志の従わざるを見ては、又敬して違わず、労して怨まず。(里仁)|3月4日 公開日:2020年3月4日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 父母に事うるには幾諫(きかん)す。志の従わざるを見ては、又敬して違わず、労して怨まず。(里仁) 事父母幾諫。見志不從。又敬不違。勞而不怨。 「父母に仕えていて、万一、父母のまちがいがあったときはおだやかに諫めるがよい。か […] 続きを読む
賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省(かえり)みるなり。(里仁)|3月3日 公開日:2020年3月3日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省(かえり)みるなり。(里仁) 見賢思齊焉。見不賢而内自省也。 「すぐれた人物を見れば同じようになりたいと念願し、つまらない人物を見れば自己反省の資(たす)けと […] 続きを読む
君子は義に喩り、小人は利に喩る。(里仁)|3月2日 公開日:2020年3月2日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は義に喩り、小人は利に喩る。(里仁) 君子喩於義、小人喩於利。 「君子は義に対して敏感であり、小人は利益に敏感である」 ”喩る”とは、敏感に感じとる、または、通暁(つうぎょう)していることである。 ものごとを処理する […] 続きを読む
吾が道は一以てこれを貫く。(里仁)|3月1日 公開日:2020年3月1日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 吾が道は一以てこれを貫く。(里仁) 吾道一以貫之。 「わたしは、一貫して、変わらぬ道を歩み通してきた」 曾子を中心にして門人たちが道徳上の問題を論じ合ったとき、孔子が曾子に向かって語ったのが、この言葉である。 孔子がその […] 続きを読む
有益な仕事は儲かるに決まっている(藤原銀次郎)|2月29日 公開日:2020年2月29日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 有益な仕事は儲かるに決まっている(藤原銀次郎) 藤原銀次郎は、王子製紙の実力トップとして、また政界人として昭和初期から戦後にかけて幅広い活躍をした人物。数多くの名言を残している。前掲の言葉もその一つ。一見、ごく平凡に映る […] 続きを読む
位無きを患えずして、立つ所以(ゆえん)を患う。(里仁)|2月28日 公開日:2020年2月28日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 位無きを患えずして、立つ所以(ゆえん)を患う。(里仁) 不患無位、患所以立。(不患莫己知。求爲可知也。) 「自分の地位のないことを気にかける必要はない。地位に相当な実力を身につけるように、努力することだ」 かっこ内は”己 […] 続きを読む
能く礼譲を以て国を為(おさ)めんか、何か有(あ)らん。能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何せん。(里仁)|2月27日 公開日:2020年2月27日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 能く礼譲を以て国を為(おさ)めんか、何か有(あ)らん。能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何せん。(里仁) 能以礼譲於為国乎、何有。不能以礼譲為国。如礼何。 「譲り合う心で国を治めることができたなら、何の困難があろうか! […] 続きを読む
利に放(よ)りて行なえば、怨多し。(里仁)|2月26日 公開日:2020年2月26日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 利に放(よ)りて行なえば、怨多し。(里仁) 放於利而行、多怨。 「利益の追求ばかり考えると、人の怨みをかうことが多い」 利益の追求が全面的にいけないとはいわない。なかんずく、資本主義社会では、利潤の追求を度外視して企業経 […] 続きを読む
君子は徳を懐(おも)い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。(里仁)|2月25日 更新日:2020年2月26日 公開日:2020年2月25日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は徳を懐(おも)い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。(里仁) 君子懐徳、小人懐土、君子懐刑、小人懐恵。 「為政者が仁徳に基づいた政治を心がければ、被統治者は土地に安住して農耕にいそしむ。また、為政者が […] 続きを読む