夫子の道は忠恕のみ
子曰わく、参や、吾が道は一以て之を貫く。曾子曰わく、唯。子出ず。門人問うて曰わく、何の謂いぞや。曾子曰わく、夫子の道は忠恕のみ。(里仁第四)
しのたまわく、しんや、わがみちはいちもってこれをつらぬく。そうしいわく、い。しいず。もんじんとうていわく。なんのいいぞや。そうしいわく、ふうしのみちはちゅうじょのみ。(りじんだいよん)
【訳】
先師が言われた。
「参(曾子の名)よ、私の道は一つの原理で貫いているよ」
曾先生が「はい」と歯切れよく答えられた。先師は満足げに出て行かれた。他の門人が「どういうことですか」と問うた。
曾先生が答えられた。「先生の道は、忠(まこと)と恕(思いやり)だと思うよ」
論語一日一言、3月1日の今日の言葉です。
”まごころと思いやりで生きたい”と論語コンプリートにあります。
なぜ人は昔から分かっていることを出来ないんでしょうね。
忠恕で生きると幸せになれるということはわかってるはずです。
それほど人の心というのはもろいんでしょうね。
それでもそこを目指さないと生きることが辛いことばかりになってします。
忠恕で生きる。
今日も一日がんばります。