五つの者を天下に行う①|11月28日のことです。

五つの者を天下に行う①

子張、仁を孔子に問う。孔子曰わく、能く五つの者を天下に行うを仁を為す。之を請い問う。曰わく、恭寛信敏恵なり。(陽貨第十七)

しちょう、じんをとう。こうしのたまわく、よくいつつのものをおこなうとなす。これをこいとう。のたまわく、きょうかんしんびんけいなり。(ようかだいじゅうなな)

【訳】
子張が仁について尋ねた。
先師が答えられた。
「五つのことを天下に行うのを仁という」
子張は尋ねた。
「五つのこととはどういうことですか」
「それは恭寛信敏恵だ」

11月28日、今日の論語一日一言です。

”仁の具体的な意味”と論語コンプリートにあります。

一、恭とは自分を慎んでおごらない
二、寛とは人におおらかなこと
三、信とは信義を守ること
四、敏とはすぐに実行
五、恵とは人に恵深いこと

仁の道は一言だと思いやりだと学びましたが具体的にはどうかとなると、実行するのは簡単ではありませんね。

自分を慎むというのの意味はどうなのでしょうか。

そのバランスが難しいことです。

天秤のようにバランスよく自分を責めるのではなくおごるのではなく。

日々の訓練が必要なことばかりです。

簡単ではないから学びがあるのでしょうね。

今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。