未だ其の人を見ざるなり|11月21日のことです。

11月21日、今日の論語一日一言です。

隠居して以て其の志を求め、義を行いて以てそ其の道を達す。吾其の言を聞く、未だ其の人を見ざるなり。(季氏第十六)

いんきょしてもってそのこころざしをもとめ、ぎをおこないてもってそのみちをたっす。われそのごをきく、いまだそのひとをみざるなり。(きしだいじゅうろく)

【訳】
「世の用いられないで家にいても、初一念を追い求め、その道を達しようとする。私はそういう言葉を聞いたことはあるが、まだ、そのような人物を見たことがない」

”世に出て正しい志を実現していくことはやさしくない”と論語コンプリートにあります。

孔子様のなげきの文にも感じます。

世間から必要とされていないと感じるときも徳を修め続ける。

放浪の旅を続けた時のことなのでしょうか。

しかし、徳を磨いた結果が今この時代でも読まれ続ける論語になったと思うと、

孔子様ありがとうという気持ちになりますね。

正しい志をもっていきたいですね。

今日も一日がんばります。