必ず之を失う|11月5日のことです。

11月5日、今日の論語一日一言です。

子曰わく、知は之に及べども仁之を守ること能わざれば、之を得ると雖も必ず之を失う。(衛霊公第十五)

しのたまわく、ちはこれをおよべどもじんこれをまもることあたわざれば、これをうるともいえどもかならずこれをうしなう。(えいれいこうだいじゅうご)

【訳】
先師が言われた。
「民を治めるにあたって行政知識は十分であっても、これを実行するのに仁徳によらなければ、その地位を得ても、やがて失うことになる。」

”人の上に立つ者は知慮に優れているだけではいけない”と論語コンプリートにあります。

知慮があって、仁徳を備え、威厳を持っていても、人を動かすには礼も必要。

国を動かす人にはこのような徳のある人になっていただきたいものですが、そんな人はそうそういないのも確かです。

すべてバランスよく、すべてのことに配慮がなければ人を動かすことなど到底できないよということなんでしょうね。

そのようなことを考えながらも今日も一日がんばります。