焉んぞ能く有りと為さん|12月16日のことです。

焉んぞ能く有りと為さん
子張曰わく、徳を執ること弘からず、道を信ずること篤からずんば、焉んぞ能く有りと為さん。焉んぞ能く亡しと為さん。(子張第十九)
しちょういわく、とくをとることひろからず、みちをしんずることあつからずんば、いずくんぞよくありとなさん。いずくんぞよくなしとなさん。(しちょうだいじゅうく)
【訳】子張が言った。「一つの徳に固まって広く徳を修めることがなく、道を信じても心の底からでなければ、居るというほどのこともなく、居ないというほどのこともないだろう(居ても居なくても大したことはない)」
12月16日、今日の論語一日一言です。
”徳や道は広く徹底して進めていくもの”と論語コンプリートにあります。
いろいろな考え方があると思いますが一つの徳、道でもまったく考えない人よりはましだと思います。
しかし、ずっとそれだけというのは問題かもしれませんが。
まずは上っ面だけでも学ぼうとしてくれた方がいいというのもあります。
徳も道も極められるものではないし、一生かかえる問題です。
今日も一日がんばります。