顔淵、喟然(きぜん)として歎(たん)じて曰く、これを仰げば弥(いよいよ)高く、これを鑚(き)れば弥堅し。(子罕)|5月27日 公開日:2020年5月27日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 顔淵、喟然(きぜん)として歎(たん)じて曰く、これを仰げば弥(いよいよ)高く、これを鑚(き)れば弥堅し。(子罕) 顔淵喟然歎曰、仰之弥高、鑚之弥堅、(瞻之在前、忽焉在後。) 「顔淵がため息をついて感嘆(かんたん)していっ […] 続きを読む
君子は多(た)ならんや。多ならざるなり。(子罕)|5月25日 公開日:2020年5月26日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は多(た)ならんや。多ならざるなり。(子罕) 君子多乎哉。不多也。 「君子というものは、多芸多才であろうか?いや、決してそうではない」ある国の大臣が、子貢に、あなたの先生は聖人に違いない。いかにも多芸多才だ、といった […] 続きを読む
天の未だ斯の文を喪ぼさざるや、匡(きょう)人其れ予(われ)如何にせん。(子罕)|5月25日 公開日:2020年5月25日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 天の未だ斯の文を喪ぼさざるや、匡(きょう)人其れ予(われ)如何にせん。(子罕) 天之未喪斯文也、匡人其如予何。 「天がまだわたしの中に生きているこの文の道(儒学の道)を滅ぼさないというのならば、いかに乱暴な匡の人びとでも […] 続きを読む
公開日:2020年5月24日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 子、四を絶つ。意毋(な)く、必毌く、固毋く、我毋く。(子罕) 子絶四。毋意、毋必、毋固、毋我。 「孔子は、四つの欠点を絶ち捨てておられた。主観的な見方をもつ、無理をおす、固執する、自我を張る、の四つである」この章は、門人 […] 続きを読む
子、罕(まれ)に利と命と仁とを言う。(子罕)|5月23日 公開日:2020年5月23日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 子、罕(まれ)に利と命と仁とを言う。(子罕) 子、罕言利與命與仁。 「孔子は、利益と運命と仁については、まったに口にされなかった」利益は、孔子に大して重要性のあるものではなく、むしろ度外視していた。したがって、彼が利に言 […] 続きを読む
学は及ばざるが如くするも、猶これを失わんことを恐る。(泰伯)|5月22日 公開日:2020年5月22日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 学は及ばざるが如くするも、猶これを失わんことを恐る。(泰伯) 学如不及、猶恐失之。 「学問というものは、無中になって追いかけていくべきであるが、それでもなお目標を見失ってしまう恐れがある」たとえば、はるか前を行く人を追い […] 続きを読む
狂にして直ならず、侗(とう)にして愿(げん)ならず、悾々にして信ならずんば、吾はこれを知らず。(泰伯)|5月21日 公開日:2020年5月21日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 狂にして直ならず、侗(とう)にして愿(げん)ならず、悾々にして信ならずんば、吾はこれを知らず。(泰伯) 狂而不直、侗而不愿、悾悾而不信、吾不知之矣。 「大風呂敷を広げるくせに素直ではなく、無知なくせに真面目さがなく、愚直 […] 続きを読む
其の位に在らざれば、其の政を謀らず。(泰伯)|5月20日 公開日:2020年5月20日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 其の位に在らざれば、其の政を謀らず。(泰伯) 不在其位、不謀其政。 「その地位についていなければ、その政治には口出ししない」企業でも社会でも、一定の秩序があるものだ。自分の職務以外のことに、あれやこれや口出しをして、秩序 […] 続きを読む
篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす。危邦(きほう)には入らず、乱邦には居らず。(泰伯)|5月19日 公開日:2020年5月19日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす。危邦(きほう)には入らず、乱邦には居らず。(泰伯) 篤信好学、守死善道。危邦不入、乱邦不居。(天下有道則見、無道則隠。邦有道、貧且賎為、恥也。邦無道、富且喜為、恥也。) 「固い信 […] 続きを読む
三年学びて、穀に至らざるは、得易からざるなり。(泰伯)|5月18日 公開日:2020年5月18日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 三年学びて、穀に至らざるは、得易からざるなり。(泰伯) 三年学、不至於穀、不易得也。 「三年も学問をしていて、しかも、仕官をあせらず勉強をつづけようとする人は、なかなか得難いものだよ」孔子のころ、学問がすべて三年を一期と […] 続きを読む