「論語」の記事一覧
誠に富を以てせず① 孔子曰わく、誠を富に以てせず、亦秖に異なれるを以てす。斉の景公、馬千駟有り。死するの日、民徳として称する無し。(季氏第十六) こうしのたまわく、まことにとみをもってせず、またまさにことなれるをもってす […]
未だ其の人を見ざるなり② 隠居して以て其の志を求め、義を行いて以てそ其の道を達す。吾其の言を聞く、未だ其の人を見ざるなり。(季氏第十六) いんきょしてもってそのこころざしをもとめ、ぎをおこないてもってそのみちをたっす。わ […]
未だ其の人を見ざるなり① 孔子曰わく、善を見ては及ばざるが如くし、不善を見ては湯を探るが如くす。吾其の人を見る、吾其の語を聞く。(季氏第十六) こうしいわく、ぜんをみてはおよばざるがごとくし、ふぜんをみてはゆをさぐるがご […]
君子に九思有り 孔子曰わく、君子に九思有り。視るには明を思い、聴くには聡を思い、色には温を思い、貌には恭を思い、言には忠を思い、事には敬を思い、疑わしきには問を思い、忿には難を思い、得るを見ては義を思う。(季氏第十六) […]
民之を下と為す 孔子曰わく、生まれながらにして之を知る者は、上なり。学びて之を知る者は、次なり。困みて之を学ぶは、又其の次なり。困みて学ばざるは、民之を下と為す。(季氏第十六) こうしのたまわく、うまれながらにしてこれを […]
君子に三畏有り 孔子曰わく、君子に三畏有り。天命を畏れ、大人に畏れ、聖人の言を畏る。小人は天命を知らずして畏れず、大人に狎れ、聖人の言を侮る。(季氏第十六) こうしのたまわく、くんしにさんいあり。てんめいをおそれ、せいじ […]
君子に三戒有り 孔子曰わく、君子に三戒有り。少き時は血気未だ定まらず、之を戒むること色に在り。其の壮んなるに及んで血気方に剛なり、之を戒むること闘に在り。其の老ゆるに及んでは血気既に衰う、之を戒むること得るに在り。(季氏 […]
君子に侍るに三愆有り 孔子曰わく、君子に侍るに三愆有り。言未だ之に及ばずして言う、之を躁と謂う。言之に及びて言わざる、之を隠と謂う。未だ顔色を見ずして言う、之を鼙と謂う。(季氏第十六) こうしのたまわく、くんしはべるにさ […]
益者三楽、損者三楽 孔子曰わく、益者三楽、損者三楽。礼楽を節せんことを楽しみ、人の善を道うことを楽しみ、賢友多きを楽しむは、益なり、驕楽を楽しみ、佚遊を楽しみ、宴楽を楽しむは、損なり。(季氏第十六) しのたまわく、えきし […]
益者三友、損者三友 孔子曰わく、益者三友、損者三友、直きと友とし、諒を友とし、多聞を友とするは益なり。便辟を友とし、善柔を友とし、便佞を友とするは、損なり。(李氏第十六) こうしのたまわく、えきしゃさんゆう、そんしゃさん […]