君子は争う所なし。必ずや射(しゃ)か。(八佾)|2月5日 更新日:2020年2月9日 公開日:2020年2月5日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は争う所なし。必ずや射(しゃ)か。(八佾) 君子無所争、必也射乎。 「君子は、何事につけ、人と争わないものだ。争うことがあるとすれば、弓の競技だけだろう」 弓の競技について、孔子はこういっている。 「揖譲(ゆうじょう […] 続きを読む
礼は其の奢(おご)らんよりは寧(むし)ろ倹なれ。喪(も)は其の易(おさ)まらんよりは寧ろ戚(いた)め。(八佾)|2月4日 公開日:2020年2月4日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 礼は其の奢(おご)らんよりは寧(むし)ろ倹なれ。喪(も)は其の易(おさ)まらんよりは寧ろ戚(いた)め。(八佾) 礼興其奢也寧倹、喪興其易也寧戚。 「礼儀はぜいたくであるよりむしろ質素なほうがよい。お弔いは形式を整えるより […] 続きを読む
人にして仁ならずんば、礼を如何せん。人にして仁ならずんば、楽を如何せん。(八佾)|2月3日 公開日:2020年2月3日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 人にして仁ならずんば、礼を如何せん。人にして仁ならずんば、楽を如何せん。(八佾) 人而不仁、如礼何、人而不仁、如楽何。 「仁でない人が礼儀を守ったとてなんになろう。仁でない人が音楽を奏したとてなんになろう」 孔子は、仁の […] 続きを読む
義を見て為さざるは、勇無きなり。(為政)|2月2日 公開日:2020年2月2日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 義を見て為さざるは、勇無きなり。(為政) 見義不為、無勇也。 「人間として当然なすべきことだと知りながら、実行をためらうのは、勇気がないのである」 ”義”とは、人間として当然なすべき正しい道のことである。 この指摘は、凡 […] 続きを読む
人にして信無くんば、其の可なるを知らざるなり。(為政)|2月1日 更新日:2020年2月9日 公開日:2020年2月1日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 人にして信無くんば、其の可なるを知らざるなり。(為政) 人而無信、不知其可也。 「人として信義のない輩は、どこがよいのかわかりゃしない」 人間関係は、信義に基づいて成り立っている。だから、信義がなければ人間関係もないし、 […] 続きを読む
直きを挙げて諸(こ)れを枉(ま)がれるに錯 (お)けば、則ち民服す。(為政)|1月31日 公開日:2020年1月31日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 直きを挙げて諸(こ)れを枉(ま)がれるに錯 (お)けば、則ち民服す。(為政) 學直錯諸枉、則民服。 「たとえば、まっすぐな板をそり曲がった板の上に置いてみよ。すると下に曲がった板もまっすぐになる。それと同じ理屈で、正しい […] 続きを読む
多く聞きて疑わしきを闕(か)き、慎みて其の余を言えば、則ち尤(とが)め寡なし。(為政)|1月30日 公開日:2020年1月30日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 多く聞きて疑わしきを闕(か)き、慎みて其の余を言えば、則ち尤(とが)め寡なし。(為政) 多聞闕疑、慎言其餘、則寡尤。 「できる限り多くの話に耳を傾けるが、疑問に感じたことはそのままにして、自分が真に納得したことだけ話す。 […] 続きを読む
これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。是れ知るなり。(為政)|1月29日 公開日:2020年1月30日 日々是好日(にちにちこれこうにち) これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。是れ知るなり。(為政) 知之為知之、不知為不知。是知也。 「知っていることは知っているとし、知らないことは知らないとはっきり認めよ。それが、ほんとうに知っているという […] 続きを読む
異端(いたん)を攻(おさ)むるは、斯(こ)れ害のみ。(為政)|1月28日 公開日:2020年1月30日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 異端(いたん)を攻(おさ)むるは、斯(こ)れ害のみ。(為政) 攻乎異端、斯害也已 「正道をはずれて新奇を追うのは、益がないどころか、弊害があるだけである」 学問や技術などで、本筋をはずれた横道や奇をてらう術はすべて”異端 […] 続きを読む
人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患(うれ)う。(学而)|1月16日 公開日:2020年1月16日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患(うれ)う。(学而) 不患人之不己知、患不知人也。 「人から認めてもたえないと気にする必要はない。むしろ、他人の真価に気がつかないのを心配したほうがよい」 他人 […] 続きを読む