「論語増補版」の記事一覧
躬の逮ばざるを恥ず 子曰わく、古者言を之れ出さざるは、躬の逮ばざるを恥ずればなり。(里仁第四) しのたまわく、いにしえことばをこれいださざるは、みのおよばざるをはずればなり。(りじんだよん) 【訳】 先師が言われた。 「 […]
父母の年は忘れるべからず 子曰わく、父母の年は、知らざる可からざるなり。一は則ち以て喜び、一は則ち以て懼る。(里仁第四) しのたまわく、ふぼのとしは、しらざるべからざるなり。いちはすなわちもってよろこび、いちはすなわちも […]
父母在せば、遠く遊ばず 子曰わく、父母在せば、遠く遊ばず。遊ぶこと必ず方あり。(里仁第四) しのたまわく、ふぼいませば、とおくあそばず。あそぶことかならずほうあり。(りじんだいよん) 【訳】 先師が言われた。 「父母が生 […]
敬して違わず、労して怨みず 子曰わく、父母に事えては、幾くに諫む。志の従われざるを見ては、又敬して違わず、労して怨みず。(里仁第四) 【訳】 先師が言われた。 「父母にもし間違いがあれば、それとなしに緩やかに諫める。不幸 […]
不堅を見ては内に自ら省みる 子曰わく、賢を見ては斉しからんことにを思い、不堅を見ては内に自ら省みるなり。(里仁第四) しのたまわく、けんをみてはひとしからんことをおもい、ふけんをみてはうちにみずからかえりみるなり。(りじ […]
君子は義に喩る 3月2日、論語一日一言、今日の言葉です。 子曰わく、君子は義に喩り、小人は利に喩る。(里仁第四) 【訳】 先師言われた。 「君子は義に敏感であるが、小人は利に敏感である」 ”世の中の役に立つかどうかを重視 […]
夫子の道は忠恕のみ 子曰わく、参や、吾が道は一以て之を貫く。曾子曰わく、唯。子出ず。門人問うて曰わく、何の謂いぞや。曾子曰わく、夫子の道は忠恕のみ。(里仁第四) しのたまわく、しんや、わがみちはいちもってこれをつらぬく。 […]
礼儀を以て国を為めん 子曰わく、能く礼譲を以て国を為めんか、何か有らん。能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何にせん。(里仁第四) 【訳】 先師が言われた。 「礼の根本である譲る心を以て国を治めれば、なんの難しいことがあ […]
利に放りて行えば、怨多し 子曰わく、利に放りて行えば、怨多し。(里仁第四) しのたまわく、りによりておこなえば、うらみおおし。(りじんだいよん) 【訳】 先師が言われた。 「自分の利益のみ思って行えば、やがて互いに怨み合 […]
君子は徳を懐う 子曰わく、君子は徳を懐い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。(里仁第四) しのたまわく、くんしはとくをおもい、しょうじんはどをおもう。くんしはけいをおもい、しょうじんはけいをおもう。(りじん […]