朽木(きゅうぼく)は雕(え)るべからず。糞土の牆(かき)は杇(ぬ)るべからず。予を於いて何ぞ誅(せ)めん。(公治長)|3月16日 公開日:2020年3月16日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 朽木(きゅうぼく)は雕(え)るべからず。糞土の牆(かき)は杇(ぬ)るべからず。予を於いて何ぞ誅(せ)めん。(公治長) 朽木不可雕也。糞土之牆、不可杇也。於予與何誅。 「腐った木に彫刻することはできない。糞のまじった土でつ […] 続きを読む
賜や何ぞ敢えて回を望まん。回や一を聞いて以て十を知る。賜や一を聞いて以て二を知る。(公治長)|3月15日 更新日:2020年3月26日 公開日:2020年3月15日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 賜や何ぞ敢えて回を望まん。回や一を聞いて以て十を知る。賜や一を聞いて以て二を知る。(公治長) 賜也何敢望回。回也聞一以知十。賜也聞一以知二。 「わたくしは顔回にはとても及びません。なにしろ、顔回は一を聞いて十を悟ります。 […] 続きを読む
道行なわれず、捊(いかだ)に乗りて海に浮かばん。我に従わん者は、其れ由(ゆう)か。(公治長)|3月14日 更新日:2020年3月26日 公開日:2020年3月14日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 道行なわれず、捊(いかだ)に乗りて海に浮かばん。我に従わん者は、其れ由(ゆう)か。(公治長) 道不行。乘桴浮于海。從我者其由與。 「この世の中では道義が地に堕ちている。いっそ捊(いかだ)にでも乗って海に浮かんでいたい。つ […] 続きを読む
焉(いず)んぞ佞(ねい)を用いん。人に禦(あた)るに口給(こうきゅう)を以てすれば屡(しばしば)人に憎まれる。其の仁を知らず。(公治長)|3月13日 更新日:2020年3月26日 公開日:2020年3月13日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 焉(いず)んぞ佞(ねい)を用いん。人に禦(あた)るに口給(こうきゅう)を以てすれば屡(しばしば)人に憎まれる。其の仁を知らず。(公治長) 焉用佞、禦人以口給、屡憎於人、不知其仁。(焉用佞。) 「どうして弁が立つ必要があろ […] 続きを読む
妻(めあ)わすべきなり。縲紲(るいせつ)の中に在りと雖も、其の罪に非ざるなり。(公治長)|3月12日 更新日:2020年3月15日 公開日:2020年3月12日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 妻(めあ)わすべきなり。縲紲(るいせつ)の中に在りと雖も、其の罪に非ざるなり。(公治長) 可妻也。雖在縲紲之中、非其罪也。 「あの男なら娘をくれてやってもよい。獄中につながれたことはあったが、それはかれ自身の罪ではなかっ […] 続きを読む
君に事(つか)うるに、数(しばしば)すれば、斯(ここ)に辱しめらる。朋友に数すれば、斯に疎んぜらる。(里仁)|3月11日 公開日:2020年3月11日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君に事(つか)うるに、数(しばしば)すれば、斯(ここ)に辱しめらる。朋友に数すれば、斯に疎んぜらる。(里仁) (子游曰、)事君数。斯辱矣。朋友数。斯疏矣。 「主君に仕えて、むやみに諫言ばかりしていると、うるさい奴だとして […] 続きを読む
徳は孤ならず、必ず隣あり。(里仁)|3月10日 公開日:2020年3月10日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 徳は孤ならず、必ず隣あり。(里仁) 徳不孤、必有鄰。 「道徳を備えた人物は決して孤立しない。必ず共鳴者が出てくる」 ”徳”という語も、”仁”や”道”と同じように、『論語』ではしばしばとりあげられている。その定義は難しいが […] 続きを読む
君子は言に訥にして、行ないに敏ならんことを欲す。(里仁)|3月9日 公開日:2020年3月9日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は言に訥にして、行ないに敏ならんことを欲す。(里仁) 君子欲訥於言、而敏於行。 「君子たるものは、口が達者ではなくても実践に敏捷(びんしょう)であることが望ましい」 世の中には、ことばは軽くて速いが実行は遅い人がいる […] 続きを読む
約を以てこれを失う者は鮮(すくな)し。|3月8日 公開日:2020年3月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 約を以てこれを失う者は鮮(すくな)し。 以約失之者鮮矣。 「なにごとにつけても、つつましくて行き過ぎのないようにすれば、失敗することは少ない」 ”約”とは倹約の約で、物質的には節約を旨とし、精神的には万事ひかえめにするこ […] 続きを読む
古は、言をこれ出さざるは、躬を逮(およ)ばざるを恥じてなり。(里仁)|3月7日 公開日:2020年3月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 古は、言をこれ出さざるは、躬を逮(およ)ばざるを恥じてなり。(里仁) 古者言之不出、恥躬之不逮也。 「昔の人びとは、軽々しく発言しなかったものである。これは、実行が発言に伴わないことを恥じたからである」 ペラペラとよくし […] 続きを読む