切(せっ)するが如く磋するが如く、琢(たく)するが如く磨するが如しとは、其れ斯れを謂うか。(学而)|1月15日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月15日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 切(せっ)するが如く磋するが如く、琢(たく)するが如く磨するが如しとは、其れ斯れを謂うか。(学而) (詩云)如切如磋、如琢如磨、其斯之謂與。 「(詩経で、)”切るが如く、磋るが如く、琢つが如く、琢(う)つが如く、磨くが如 […] 続きを読む
君子は食飽(あ)くことを求むる無く、居安きことを求むる無し。(學而)|1月14日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月14日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 君子は食飽(あ)くことを求むる無く、居安きことを求むる無し。(學而) 君子食無求飽、居無求安。 「りっぱな人間は、食事は腹八分にとどめ、住居はぜいたくを求めないものである」 その次に、孔子はこうつづけている。 「事に敏し […] 続きを読む
信、義に近ければ、言復(ふく)むべし。恭(きょう)、礼に近ければ、恥辱(ちじょく)に遠ざかる。(學而)|1月13日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月13日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 信、義に近ければ、言復(ふく)むべし。恭(きょう)、礼に近ければ、恥辱(ちじょく)に遠ざかる。(學而) (有子曰)信近於義、言可復也。恭近於禮、遠恥辱也。 「約束は道理にかんっていれば、ことばどおり履行できる。うやうやし […] 続きを読む
有子曰く、礼の用は和を貴(たっと)しと為す。(學而)|1月12日 公開日:2020年1月12日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 有子曰く、礼の用は和を貴(たっと)しと為す。(學而) 有子曰、禮之用、和爲貴。 「礼をじっさいに運用するにあたっては、人と人との和がいちばん貴いのである。と有子はいった」 ”礼”とは冠婚葬祭の儀礼、朝廷や役所の祭祀や諸行 […] 続きを読む
三年、父の道を改むる無きは、孝と謂う可(べ)し。(学而)|1月11日 公開日:2020年1月11日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 三年、父の道を改むる無きは、孝と謂う可(べ)し。(学而) 三年無改於父之道。可謂孝矣。 「父親が亡くなって喪中の三年の間、父のやり方を守るのは、孝行だといえる」 孔子は、人物評価にあたっては、父親の在世中はその志を観察し […] 続きを読む
夫子は、温、良、恭、倹、譲、以てこれを得たり(学而)|1月10日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月10日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 夫子は、温、良、恭、倹、譲、以てこれを得たり(学而) 夫子温良恭倹譲、以得之。 「先生(孔子)は、おだやかさ、すなおさ、うやうやしさ、つつましさ、へりくだり、という五つの徳によって、その地位を得られたのである」 弟子の子 […] 続きを読む
己の如かざる者を友とする無かれ。過ちては則ち改むるに憚(はばか)ること勿かれ。(学而)|1月9日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月9日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 己の如かざる者を友とする無かれ。過ちては則ち改むるに憚(はばか)ること勿かれ。(学而) 無友不如己者。過則勿憚改。 「自分より劣った人間を友だちには選ぶな。過ちを犯したことに気がついたら、すぐに改めることだ」 この前に、 […] 続きを読む
謹(つつし)みて信、汎(ひろ)く衆を愛して仁に親しみ、行いて余力あらば、則ち以て文を学ぶ。(学而)|1月8日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月8日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 謹(つつし)みて信、汎(ひろ)く衆を愛して仁に親しみ、行いて余力あらば、則ち以て文を学ぶ。(学而) (弟子入則考、出則弟)謹而信、汎愛衆而親仁、行有余力、則以學文。 「(若者は、家庭では孝行を尽くし、外では兄弟仲良く、) […] 続きを読む
千乗(せんじょう)の国道びくに、事を敬して信、用を接して人を愛し、民を使うに時を以てす。(学而)|1月7日 公開日:2020年1月7日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 千乗(せんじょう)の国道びくに、事を敬して信、用を接して人を愛し、民を使うに時を以てす。(学而) 道千乗之国、敬事而信、節用而愛人、使民以時。 「諸侯の国を治めるには、なにごとにもよらず慎重にして人民の信頼を失わないこと […] 続きを読む
巧言令色、鮮なし仁。(学而)|1月5日 更新日:2020年1月16日 公開日:2020年1月5日 日々是好日(にちにちこれこうにち) 巧言令色、鮮なし仁。(学而) 巧言令色、鮮矣仁。 「うまいことをいい、顔色はやわらげて媚びへつらう手合いに限って、仁とはほど遠いものだ」 ”仁”は孔子の最も評価していた道徳であり、人間の根本の道である。だから、うまいこと […] 続きを読む