約を以てこれを失う者は鮮(すくな)し。|3月8日

約を以てこれを失う者は鮮(すくな)し。

以約失之者鮮矣。

「なにごとにつけても、つつましくて行き過ぎのないようにすれば、失敗することは少ない」
”約”とは倹約の約で、物質的には節約を旨とし、精神的には万事ひかえめにすることである。地味な人の生きざまでもある。
いわゆる大向うをうならせるような派手な行動をとる人は、当たれば大きいが失敗も多い。そういう人に限って、言動が派手で話題になりやすいが、そのかわり敵も多い。現今でいえば、マスコミで騒がれるタイプである。
孔子は、地味な生き方を重んじていた。

3月8日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。

おはようございます。

地味な生き方がいいかどうかはわかりませんが、行き過ぎないというのは大事なことでしょうね。

三千人の弟子がいる孔子様は慎ましくしたくても周りが持ち上げていくような人物。

そういう人も世の中にはいますね。

孫子でもいつの間にやら勝つのが大事だと言っていましたし。

いろいろな方法を考える必要はありそうです。