求や退く、故に之を進む|7月13日のことです。

7月13日の今日の論語一日一話です。

公西華曰わく、由や問う、聞くままに斯れ諸を行わんかと。子曰わく、父兄の在すこと有りと。求や問う、聞くままに斯れ諸を行わんかと。子曰わく、聞くままに斯れ諸を行えと。赤や惑う。(先進第十一)

こうさいかいわく、ゆうやとう、きくままにこれこれをおこなわんか。しのたまわく、ふけいにいますことありと。きゅやとう、きくままにこれこれをおこなわんか。しのたまわく、きくままにこれこれをおこなえと。せきやまどう。(せんしんだいじゅういち)

伊與田覺先生の解説です。

「由(子路)が『聞いたらすぐにおこないましょうか』と尋ねましたら、先生は『父兄がおいでになるから、よく考えて行いなさい』と仰られました。一方、求(冉有)には『聞いたらすぐに行いなさい』と仰られました。私にはどうも先生の気持ちわかりません」

昨日、一昨日に引き続きの言葉です。

”人の正確に応じた教え方がある”ということです。

論語はお弟子さん達との会話なので切り取ってみるとわかりにく文章もありますが、

冉有(せんゆう)さんは引っ込み思案で、子路は行き過ぎるのでこれを抑える。

人に教えるというのは難しいことです。

名プレイヤーが名監督ではない。

どっちでもない私はよく観察して、よく考えるしかないですね。

今日も一日がんばります。