旧悪を念わず
子曰わく、伯夷・叔斉は旧悪を念わず。怨是を用て希なり。(公冶長第五)
しのたまわく、はくい・しゅくせいをきゅうあくをおもわず。うらみここをもってまれなり。(こうやちょうだいご)
【訳】
先師が言われた。
「伯夷・叔斉は、たとえ旧い悪事があっても永く根に持つことがなかった。だから人から怨みを受けることは少なかった」
※伯夷・叔斉は殷末の孤竹君の子。兄は伯夷、弟が叔斉。
論語一日一言、3月26日の言葉です。
悪を憎んで人を憎まずと論語コンプリートにあります。
本当に悪を憎んで人を憎まずだとすればすごいことです。
悪というのは人についてくるというのも確かなことです。
悪だけが一人歩きするわけではありませんね。
悪の部分人間の性として持っている者なのかもしれません。
伯夷・叔斉も周の世話にはならないということで山に行き餓死しました。
根にもっているんだとも思います。
信念という意味では貫くことをしたんだとは思います。
今日も一日がんばります。