徳を好むこと、色を好むが如く
子曰わく、吾未だ徳を好むこと、色を好むが如くする者を見ざるなり。(子罕第九)
しのたまわく、われいまだとくをこのむこと、いろをこのむがごとくするものをみざるなり。(しかんだいきゅう)
【訳】
先師が言われた。
「私はまだ色事を好むほど徳を好む者を見たことがない」
6月22日、今日の論語一日一話です。
”徳は色と同じように人にとって重要である”と論語コンプリートにあります。
実践論語勉強会でも徳については話をします。
五徳
温、良、恭、倹、譲
おだやかで、すなおで、うやうやしく、つつましく、ひかえめなこと。
たしかに色の方を好まないは問題ですが徳を好む人をいるとは思います。
通常の生活の中では徳は意識することはないかもしれないですが、人と接する以上はさけて通ると問題ばかりがおこりますね。
すべての問題は人間と人間の関係性からくるものばかりです。
おだやかで、すなおで、うやうやしく、つつましく、ひかえめな人ばかりだと問題もおこることもないんでしょうが世の中そう甘くありません。
なるべく意識の高い人のそばにいたいものです。
今日も一日がんばります。