巧言令色、鮮なし仁。(学而)
巧言令色、鮮矣仁。
「うまいことをいい、顔色はやわらげて媚びへつらう手合いに限って、仁とはほど遠いものだ」
”仁”は孔子の最も評価していた道徳であり、人間の根本の道である。だから、うまいことを並べ、うわべだけ飾っても、どうにもならない。むしろ、うわべを飾れば飾るほど、”仁”から遠ざかっていくのである。孔子はかかる姿勢を嫌っていた。
これと対照的なのが、子路篇にでてくる「剛毅木訥は仁に近し」である。
1月5日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。