富みて礼を好む
子曰わく、可なり。未だ貧しくて道を楽しみ、富みて礼を好む者には若かざるなり。(学而第一)
しのたまわく、かなり。いまだまずしくしてみちをたのしみ、とみてれいをこのむものにはしかざるなり。(がくじだいいち)
【訳】
先師が答えられた。
「かなりの人だね。しかしまだ貧しくても心豊かに人の道を履み行うことを楽しみ、富んでもごく自然に礼を好んで行う者には及ばないよ」
1月16日、今日の論語一日一言です。
”貧乏であっても裕福であってもぶれない生き方”と論語コンプリートにあります。
貧しくしくても生き方を考え、豊かになっても道を求める。
子貢はそこらへんにはいつもこだわることが多いように感じます。
いつも孔子様によくみられたいというのがあるんでしょうね。
人間の心は簡単ではない。どんなに学んでもそういう気持ちがあるというのも人間なんでしょうね。
今日も一日がんばります。