吾が友嘗て斯に従事せり
曾子曰わく(そうしいわく)、能を以て不能に問い(のうにもってふのうにとい)、多を以て寡に問い(おおきをもってすくなきをとい)、有れども無きが若く(あれどもなきがごとく)、実つれども虚しきが若く(みつれどもむなしきがごとく)、犯されて校いず(おかされてむくいず)。昔者、吾が友嘗て斯に従事せり(むかし、わがともかってここにじゅうじせり)。
曾先生が言われた。
「才能のあるのに才能の乏しい人にも問い、知識が多いのに知識の無い人にも問い、徳があってもまるでないように振舞い、迫害を受けてもこれを仕返しをしない。昔、私の尊敬する友だちは生涯これを実行されたのだが」
5月22日、論語一日一言、今日の言葉です。
二年前の今日が「日日是好日」で論語を開始した日でした。
この言葉は曾先生の回想録ということでした。
顔淵さんのことを言っているんだそうです。
相当な出来た人物だということです。
このような人物がそばにいれば感化されることも多い事でしょうね。
どんなことからでも学ぶ意欲があり、何もひけらかすこともない。
徳のある人はこういう人なんでしょうね。
今日も一日がんばります。