又何をか加えん
子、衛に適く、冉有僕たり。子曰わく、庶きかな。冉有曰わく、既に庶し。又何をか加えん。曰わく、之を富まさん。曰わく、既に富めり。又何をか加えん。曰わく、之を教えん。
し、えいにゆく、ぜんゆうぼくたり。しのたまわく、おおきかな。ぜんゆういわく、すでになにをかくわえん。のわまわく、これをとまさん。のたまわく、すでにとめり。また、なにおかくわえん。のたまわく、これをおしえん。(しろだいじゅうさん)
【訳】
先師が衛の国に行かれたとき、弟子の冉有が御者としてお供をして行った。
先師が、「人口が多いね」と言われた。
冉有がこれを聞いて尋ねた。
「おっしゃるように人口が多いですが、もし先生ならこの上に何をなさいますか」
先師が答えられた。
「民を裕福にしてやりたい」
冉有はさらに尋ねた。
「その次に何をなさいますか」
先師は答えられた。
「(道徳を主とする)人間教育を施そうと思う」
8月27日の今日の論語一日一言です。
”国民を豊かにし、信義・道徳が浸透する社会にしたい”と論語コンプリートにあります。
諸国を放浪している苦悩の伝わる言葉です。
孔子の理想の国。豊かで道徳教育の行き届いた国。
きっと犯罪も少なくなるでしょうね。、
争いごとのが多かった時代に生きた孔子様。
今の平和に感謝です。
今日も一日がんばります。