又何をか加えん|8月27日のことです

又何をか加えん

子、衛に適く、冉有僕たり。子曰わく、庶きかな。冉有曰わく、既に庶し。又何をか加えん。曰わく、之を富まさん。曰わく、既に富めり。又何をか加えん。曰わく、之を教えん。

し、えいにゆく、ぜんゆうぼくたり。しのたまわく、おおきかな。ぜんゆういわく、すでになにをかくわえん。のたまわく、これをとまさん。のたまわく、すでにとめり。また、なにおかくわえん。のたまわく、これをおしえん。(しろだいじゅうさん)

【訳】
先師が衛の国に行かれたとき、弟子の冉有が御者としてお供をして行った。
先師が、「人口が多いね」と言われた。
冉有がこれを聞いて尋ねた。
「おっしゃるように人口が多いですが、もし先生ならこの上に何をなさいますか」
先師が答えられた。
「民を裕福にしてやりたい」
冉有はさらに尋ねた。
「その次に何をなさいますか」
先師は答えられた。
「(道徳を主とする)人間教育を施そうと思う」

8月27日の今日の論語一日一言です。

”国民を豊かにし、信義・道徳が浸透する社会にしたい”と論語コンプリートにあります。

このことは国にとってとても大事なことですね。

日本人の根底にはこのことが深くあるんだと思います。

江戸時代の寺小屋教育が明治維新を作り、今の日本人を作っているんだと思います。

時代がどんなに変わっていっても他国をうらむような教育を続けることは問題ですね。

学校教育も常に変化していると思いますが道徳の重要性は増すばかりですね。

今日も一日がんばります。