人知らずして慍(いきどお)らず、亦君子ならずや(学而)|1月3日

人知らずして慍(いきどお)らず、亦君子ならずや(学而)

人不知而不慍、不亦君子乎。

「人から認められなくても、そんなことはちっとも苦にしない。なんとりっぱな人ではないか」
”慍”は「論語集解」に従って”怒”と読んだ。だが、後漢の儒学者鄭玄の注に従って、これを”怨”と解釈する学派もある。その時には「慍(うらみ)」と訓ずる。
実力を認められないとか真意をわかってもらえないことは、人生においてままあるものだ。そのときでも冷静な人こそ君子だといえる。孔子はそういう地味な人柄を評価した。

1月3日、論語一日一話(孔子に学ぶ人生の知恵365)の言葉です。